165: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:32:46 ID:Uu7yDv7A0

やる夫はATFの潜入捜査官のようです  “第四話:ラフリン・ラン”




     ∧ N w N丶 rN/N,.  ,ィ_,
     ∨  }   } },,,,,,,/  ノ /|r ̄三フ_
      ∨,,,,},,,,,,,},,,,},,,,},,,,,,,,,,,/,,,,,,,,,,,   三彡≡──z
       |∨ソヽ,,,ゝ∨,;:;:;:∠ r;:;:;:;:;:;:;:;:,,,,,,,,,,,,,,,, 二彡´
       |/  /└ー──┼ヘ───''フ,,,,,,,,,三二7
      /  /       .|  ヾ.:.:.:.:.:.:/,,,,,,,三三≡!
      ノ! ̄|\ ! 丿丿  |   |.:.:.:.:.:/,,,,,,,三二≡ !
       !==ミ\ / (  .丿 ._⊥_.:ソ,,,,,,三二彡ノ
       ! (:)  ≡ <`ー≦二.:|.:.:.:.:.:∨,,,,,三彡丿        ロッキー、あんたラフリンにいかんのか?(店の客)
       !   /   ヽ二' : ) ヾ.:.:.:.:.:.:.:∨二\〃        ラフリンだぁ? ああ、あったな、そんなもん。
       !   /      `ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:.:|
      ∧ /          .:.:.:.:.:.:.:.:.:丿.:.:.:.:!
      | |ヽ`ー         .:.:.:.:.:.:.:.:.:○__ノ,|
      | |  ! 「二二ミゝ,   .:.:.:.::::.:::.:.:| |  ┥
      | |  ! ヾー---┘  .:.:./.::.:.:.:.:.| |  ┃
      ∪ /!        ..:/..:.:.:.::.:.:.:.:| |  ┃
       /  ー- 、_ '.ttェェ==┌─.| |━┥
        !      |i!iii!i!i!i!i!| |i!i!│  .∨,,,,,,,,,|
           __|i!i!!i!i!i!i!| |i!!i│  |,,,,,,,,,,,,,|


          ___ _
       . /  >‐-、\
     . /~ヾ, j|  。 } \
      /|_ ゚ .,.〉 .ゞー≠  ...\      (!? どういうことだよ、お前この前まで行く気まんまんだったじゃねぇか)
     ./ ヾ≦'(_人__)      .\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

捜査がようやく進展する兆しを見せた矢先、今度はロッキーに問題が起こった。
どういうわけか態度がすっかり変わり、ラフリンに行きたくなさそうだった。
他のモンゴルズの何人かは金曜の朝に出発していたので、私は急に心配になった。

166: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:33:44 ID:Uu7yDv7A0

         ____
       /  u  \
      / \   / \
    /  (●)i!i!(●) u \   (まずい、このままじゃ捜査はおしまいだ)
    |  u , (__人__)u    |
    \    .`⌒´    〆ヽ
     /          ヾ_ノ
    /rー、           |
   /,ノヾ ,>         | /
   ヽヽ〆|         .|

私は正直焦っていた。
ロッキーの態度の急変は、私が信用できなくなったせいではないかと思ったからだ。
だが、今ロッキーにせっつけば、確実に旅はご破算になるのは目に見えていた。

167: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:34:35 ID:Uu7yDv7A0

                   n
                   l^l.| | /)
                   | U レ'//)
      ___      ノ    /
    / ⌒  ⌒\  rニ     |
   / (⌒)  (⌒)\  ヽ   /      ロッキー、明日は何時頃いけばいいんだ?
 /   ///(__人__)///\ / `   /
 |       `Y⌒y'´    |   /
 \.       ゙ー ′  ,/  /
  /⌒ヽ   ー‐   ィ  /
  / rー'ゝ        /
 /,ノヾ ,>         イ
 | ヽ〆          |


           ト、
       Z弋ミヾヘヾヽ,,
      辷彡 彡ネ〉ヾヾ〉ハ爪
.    / -=ニ 彡'ナヽ、/`ヾ《ハ
   人ニ三彡  込ツ ヽ  Yヽ
   Y ,ミYヽ      :::..イツ |     そうだな、9時におれんとこへこいよ。
    廴ミゝ、    、___ ィ
    ヾミZ:::..      /
     j''  ::::::::::.........  j
  _____/    |:::::::::::r-/
 イ  ヽ    |   Yミヽ、__,,,--一-、
     \ .小  ハヾミ三三ミミ、
       〉、ー- >-ゝ> ミ二ミミミ、
         ヘ:::::::...........:::Y    ハヽヾ〉

危険な賭けではあったが、私は玉突きをしているロッキーに尋ねてみた。
彼は約束はちゃんと覚えていたらしい。

168: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:36:17 ID:Uu7yDv7A0


           />'´ ̄       `\
         // /      \  、   ‐-Y⌒ヽ
        // 〃ハ    ヽヽ ヽ \=┤   ‘,
         /イ l |l l  、   ||  l|  ゙, ノト、   }
      //ハ l |l||ト、 ||  l| i |  |ヘ    l
     ,///ハl ll十┼|li \|┼--リ l l ∧ヘ   l
     〃/ i ハハ 圷 ㍉    ィ〒ミ| ⊥/ / ハ ヽ  l
     ″′|| '. *( ●)′ (●)*ノ| l )/斤 lヘヽ!    やる夫~。あたいもラフリンに連れてってよ~♪
     |l l i|/  ,ハ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|!§/   ヘ  l    ねぇ、いいでしょう?
     |l |l /  /./§> 、ゝ._) ィ´人§ヽ|    ヘ  ヘ   あ、あと家まで送ってよ~♪
     |l |/_./ / /,. ィく 「´   「》、_ _\| .|    ∧ ヽ
     |l |/仁二]/´/}§   ξ /:/‐->}    ハ ヘ
    八/ {二二] ::::::|∝ ξ´/:::::/[二二]      V  Y
   ./∧ヽ、 [二} /:::::/ £ /:::::::::::::[二二.]     }∧ l|
  //  Vヘ ̄)ソ::::::/   /::::::::::::::::}|└≧}     / / | l|
 / ′   V  | /::::::::l  //:::::::::::::::::ヽ彡´ |     / /  | l|
 l|      ::::::::::::} {/:::::::::::T;B::::::',|__,|   / /   | l|
 ヽ       {:::::::::::`V/:::::::::::::::::::::::::::}三::::}    |l |   / /
  \     ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノi三:::::リ   |l |  / /

バーを出た私を、追いかけてきた女が声をかけてきた。
女はタハンガの根っからのバイカーおたく女だった。
どうやら、私とロッキーの会話を盗み聞きしていたらしい。
彼女を上から下まで眺めたが、典型的なバイカーおたく女だったが、スーよりはまだまともそうに見えた。

169: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:37:01 ID:Uu7yDv7A0

         ___
       / ⌒  ⌒\
      / (⌒)  (⌒)\
    /   ///(__人__)///\
     |   u.   `Y⌒y'´    |       仕方ない奴だお、まあいいけどな。
      \       ゙ー ′  ,/       送ってやるから乗れよ、家はどこなんだお?
      /⌒ヽ   ー‐    ィヽ       (こいつ………使えるな)
      / rー'ゝ       〆ヽ
    /,ノヾ ,>      ヾ_ノ,|
    | ヽ〆        |´ |

私は彼女に笑いかけてやったが、内心出別なことを考えていた。
彼女をハーレーの後ろに乗せているところを誰かに見られても、やる夫・セント・ジョン役がはまって見えるだけだろう。
今夜も、ラフリン・ランでも。
私は彼女を送っていく途中、ラフリンへ行きたいなら明日朝8時半に<ザ・プレイス>の前にいろと彼女に告げた。

171: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:40:18 ID:Uu7yDv7A0

                        /二二二二二二二二二二二二二二二二二
                        /        ――
                       /     /      `
                       /      '  _.ノ 、_ .
                     /     i  (●)(●) i
                     /      |    |     |
                    /      |    _ ´___   !
                   /       _.>  ____  <
                  /       /⌒ヽ        ィヽ
                  /       / rー'ゝ _=≡≡=_ 〆ヽ
                 /      /,ノヾ ,>´ \_/`ヾ_ノ,|
                 /       | ヽ〆.   |  |   |´ |
              ┌┴────―――――─┴┴──────────
           .┌──┤                                  
              |    |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           .└─┐/                                  
             ./                 

ミラーを見ると、シコーニーがぴったりとくっついてきていた。
ラフリンについての計画について早く聞きたがっているのだ。
私を追ってネバダにいく捜査官たちの準備はすでにできていた。

170: 名無しのやる夫だお 2013/09/13(金) 22:38:45 ID:nDC5CeT20
スーはシャ○中だしな
バイカーおたく・・バイカーフェチとか追っかけかな?

172: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:42:00 ID:Uu7yDv7A0
>>170
クラブの取り巻きの一人だと思います。



     / ̄ ̄\
   / \  ヘ. \
    |  (●)(●) |     大丈夫なんだろうな?
    |     |    │     奴はなんていってた?
    |   __`___ u |
    |   ./__ヽ .|
   ヽ         /
.    ヽ       /
.       /    く
      |      |
      |      |


           ____
         /      \
        /  ─    ─\      明日の朝九時にロッキーの家にいくことなった。
      /    (●)  (●) \    モンゴルズと合流することや、旅のことについては何も言わなかった。
      |     (__人__)   |
       \     ` ⌒´   ,/
      ノ      ー‐   \

彼女を下ろした後、私はシコーニーについてくるよう合図し、近くの駐車場で現状の報告をした。
ロッキーが突然ラフリン行きを渋るようになったこと以外、あまり話しあうことはなさそうだが。

173: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:43:25 ID:Uu7yDv7A0

      / ̄ ̄\
    /  \ ヘ \
    |  (●) (●) |
    |     |     |        そうか、ところで、あの女は?
    |   __`___  |        ロッキーの愛人か?
    |        |
    ヽ       |
     ヽ     ノ
      /    く
      |     |


             ____
           /      \
          / ─    ─ \
        /   (●)  (●)  \    いや、ラフリンに連れてってもらいたがってるバイカーおたく女だよ。
        |      (__人__)     |
        \     ` ⌒´    ,/
 r、     r、/          ヘ
 ヽヾ 三 |:l1             ヽ
  \>ヽ/ |` }            | |
   ヘ lノ `'ソ             | |
    /´  /             |. |
    \. ィ                |  |
        |                |  |


   / ̄ ̄\
 /   「  \
 |    ( ●)(●)
 |       | |     そいつはいいカモフラージュになる。
 |     __´_ノ
 |     `ーnl^l^l
  ヽ      |   ノ
   ヽ    ヽ く
   /     ヽ \

シコーニーが訳知り顔をして笑顔を浮かべた。

174: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:43:45 ID:Uu7yDv7A0
        ____
       /    \
.    /          \
.  /    ―   ー  \
  |    (●)  (●)  |        ああ、そうだな。
.  \    (__人__)  /
.   ノ    ` ⌒´   \
 /´             ヽ

だが、私は明日から本格的な作戦が始まるのだという思いに駆られていた。
私はこの時点まで監視装置、つまり、隠しマイクの類を身につけていなかった。
増打診顔だったから、ロッキーか、他のモンゴルズのメンバーに突如身体検査をされる恐れがあったためだ。
彼らに限らず、アウトローバイカーの連中はときどきそういうことをする。
そんなものが発見されたら、処刑台に直行だ。
今回の作戦では、シコーニーと同僚たちは後からついてきて、私が機会を見計らって公衆電話から連絡を入れることになった。
計画通りにいけば何もかもうまくいく、と自分に言い聞かせながら、私はシコーニーと別れた。

175: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:44:52 ID:Uu7yDv7A0

         ____
       /      \
     /         \
   /   _ノ   ヽ、_   \
   |   ( ●)  (● )  |
   \_  (__人__) _/
    /       \
   .ィ⌒ヽ i⌒ii⌒i ィ⌒ヽ
  ((、、、(((\ニニニ/))), , ,))
     _~l |(Θ)| l~_
    (   _.l l ⌒ l l._   )
    \ I |i⌒i|. I /
     ⊂ニUl  lUニつ
        .i___j

夜がさらに暗くなって、家路はさらに遠くなったように思えた。
道すがら色々なことを考えてしまったが、夜明け前に起きた時には覚悟はできていた。
それでも自信はなかったが。

176: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:46:38 ID:Uu7yDv7A0

          / ̄ ̄ ̄\
        /  ─   ─\_
       /   (●)  (●) \|l(^)
       |     (__人__)   l(_ )    ジョン、今からタハンガへ出かける。
       \     ` ⌒´   /⊂)
       /             ヽ ノ


             / ̄ ̄\
           /   「  \
        Y⌒i   ( ●)(●)
         ヾノ^ゝ    | |
        ノ ノ^,-   ___´__ノ    わかった……。ビリー、気をつけろよ。
       /´ ´ ' , ^ヽ__`ー'´}
       /     ノ//,`ヽ |
           ノ i////,)ノ
           /  `g一´

身支度を整えた後、シコーニーに電話をかけ、私は<ザ・プレイス>の前までバイクを飛ばした。

177: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:47:12 ID:Uu7yDv7A0


                 ,.-‐v―‐--、 ,
             /ヾ‐´   ヘ -、 ヾ-"`ヽ、
           /      ヽ \    !   ヽ
          / / / ト、  l\_ヽ ヽ   !、   ヽ
            / /! ! L_\ l ´>=、  lr  !    ∧
         { / | | レ,=、\! ヒ'_ト、 川ソハ     ∧
        ∧!.∧  ハ,ヒ〕 、    ⊂lVヘ§` ,    ∧
        / 冫 ヘ ∧⊃、_,、_,   ルく.§   !    ∧  やる夫~、遅いよ~?
        /    / !§{_> 、_  イノL`ヽ    !     ∧
       ,'   ;  ! §    ,r┘‐‐ ' >、_   l      ∧
       /      !  .-‐/:}   /´::::::ヽ  ヽ   l     ∧
       ,′ ,'   ! ,′/:::::l   /:::::::::::::::::、   }  l      l
      ,!       { / ,/::::::::{ /:The:::::::::::ハ  l  !      |
      ,!   ;'    l/ (::::::::::∨:::Bitch::::::ノ .|  !  !       l
     ,!   ,    r' 、ゝ:::::::::::::::::::::::::::::::::ヘ、」__」、 l        |

そして驚きだったのは、あのバイカーおたく女がちゃんと店の前で待っていたことだった。
どうせ遅れてくるだろうと思っていただけに、意外だった。

179: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:51:48 ID:Uu7yDv7A0

                                        /⌒ヽ_
                                          /......./ へ ___
                                        γ´..r' r'´ < ................ミメ、
                                    /    "´ ̄.....⌒`ミ ........ ̄ミメ、__
                                        '/......................................` ............../ /〆⌒ヽ、
                                      ....../..............................................ヽ ...../ /...-=ミ........
                                    /..../..................................................... 〈 〈'............ ヽ....i
                                      /..../........ _ И .................................... }...V{..................... |
                                   {/...{......... /`ト........ ハ.......................}......{.......................|
                                   i....{......../斗ミ .........{-==-............... ′. |.......................|
                                   |.八. . 爪●ツ乂....{ 斗ミ ........... /........| .................... |    おかわり!
                                   |....i ヽ{   `*   ヽ{ ●ツ*......../=彡' |;..................... |
                                   |....l......:   、       `¨ ゚。...../==ミク. |i.......................|
                              -‐ ミっ  {....l.....ム       ⊂⊃ /.../   ノ"´リ........................|
                       Ε三三γ´ ー‐=‐-`寺ニ≡=====ぅ  ο    厶イネT´   '............................
                          /  ー―――っ′ 乂{.....{..t込.,__   -‐ ´  ノ ih   ′ .........................,
                      /   ー――ァネ´     i〉'入シr'´ ヽ _,. 斗ヒ升 八   .....i{.........................′
                      ,′  ィチフ'´      /  ニハ  r'       /二\′八{........................,
                      ,′  ノ/´       /   :{ニ7/レハ       /ニニ二i.../{....{........................′
                         i     ′     r 乙__   {ニ{'〈}ノ ,圦   /ニニニニ| {八..............................,
                     :     {       ノ       ニ} 〉 /ニ\/ニニニニニニ乂辷ヽ .........................
                             i     /        ;二}//ニニニニニニニニニニニニニニ===ミメ、..\..........
                         ′   i    /         .:ニニ}i仁ニニニニニニニニニニニ=‐ ´ ̄ ̄`、乂.... ゝ......
ー――――――――――――‐′     {ー‐ァ{        ,'ニニニニニニニニニニニニニ=‐ ´         ‘, ヽ ....`¨

180: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:52:26 ID:Uu7yDv7A0

     ____
   /      \
  /  ─    ─\
/    (○)  (○) \    (まだ食う気かよ…、それ何個目のパンケーキとソーセージだよ)
|       (__人__)    |
/      |!!il|!|!l|  /
      |ェェェェ|


時間が早かったため、私たちはロッキーの家に行かず、レストランに入って朝食を取った。
彼女はスーと同じようにきわめつけのトウィーカーだったが、多くの中毒者と違い食欲旺盛だった。
彼女は私が見ている前で、パンケーキとソーセージをがつがつと貪り食っていた。
日本の朝マ○クのホットケーキなど目じゃないほど大きいパンケーキと、ソーセージが次々と彼女の腹の中へ消えていった。
私は朝食の間、「塩を取ってくれ」と言った以外一言も口を利かなかった。
食欲がなかったわけではなく、これからロッキーの家で何が待っていかわからなかったので、緊張していたのだ。

178: 名無しのやる夫だお 2013/09/13(金) 22:48:44 ID:nDC5CeT20
映画「グッドフェローズ」でもマフィアへの潜入捜査官が靴に仕込んだマイクが
バレないように日本料理店でもめるシーンがあったな

181: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:53:20 ID:Uu7yDv7A0
>>178
レイ・リオッタとデ・ニーロが出てたあの映画ですね。


            ________ _ __________
           /_/_/_/_/_/_/_/_/_/./\\/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ヽ
   ;;;       /_/_/_/_/_/_/_/_/_./ = .\\/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ヽヽ
   ,;ミ       |  .--i  .--i   .|┌―┐|:::T::  .--i  .--i   |;:::::::::|
   ミゞ      |  i___|  i___|   .|..| :: :;;;|..|:::.|;... . i___|  i___|   |::::::::::|
   ;;;;ゞミ , ,,,vwv|_______|..|  ;;|..|:::;|_______|;;;vww
   ミゞゞミゝ   ,,,  ,,  __      ̄ ̄ ̄ ̄ __        ,,,

ロッキーの家はレストランから一分ほど行ったところに住んでいた。
私が悲観的な精神状態になる間もなく、あっという間にたどり着いた。
だがそこは、朝の9時ではなく、午前5時みたいな気分だった。
私はドアに最初のノックをくれたが、家の中に生きてる人間がいる気配がまるでなかった。

182: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:54:55 ID:Uu7yDv7A0

                ___
             /     `ー  ̄`ヽ
            / /            \
         // / /         i      \
        / / / / /      |i |  i     ヽ
          / /  | ||  | i ハ  /  i| i  |i     ヽ
       i |i  ! | ! i | i Yi  |  |! |!| i| |  !、 |
       | ||  || i | | | 「´ | 」/| i| i  | il  | ヽ!
       | ||  || | i |i川| |  レイi川 l | |! |ハ|  |
       | ||  || i十ー- V  ィくリ下リ !i | リsi!|  !       あら、やる夫、いらっしゃい。
       |ハ  | ハ!ィf卞    `ー‐'.|iレレレ リ 丿       彼まだ寝てるから待ってて。
            ヽj |i ハ廴リ           リ/´>く レ′
          ヽ川i |ヽ  '       / 〈  〉
               ヽ!リ i`> 、ー一   / / V /ヽ
                 〈 〉`ー-イ /  / /: : :iヽ、
                     V 「`ゞ」/   / /: : : :|: : :.丶.、
                 /| / ̄}  / /: : : : :|: : : : : : \
                 rイ.:.: /V  /i/  /: : : : :.:」: : : : : : : :{
            / }.:. :.:.:i ノ⌒「   /: : : : ./: : : : : :/: i
               i/.:.:.〉.:.:.::|   |_ _/: : :r ―´: : : : : /: : : :|
     ロッキーの“オールド・レディ” ヴィッキー (バゼット・フラガ・マクレミッツ)

二分後、ようやくロッキーの“オールド・レディ”が出てきた。
名前はヴィッキーといって、彼女とロッキーが幼いころから恋人同士だったことを知ったのは、数カ月後のことだ。
潤いの無いカサカサの顔をしていて、長いことドラッグをやってきたため、虚ろな目をしてた。
彼女は私たちを家に入れ、ロッキーはまだ寝ているから待っててと呟き、さっさと寝室に引っ込んでしまった。

183: 名無しのやる夫だお 2013/09/13(金) 22:56:35 ID:nDC5CeT20
tweaker(乱用者)・・ずばり○ャブ中ですね

184: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:56:41 ID:Uu7yDv7A0


     ∧ N w N丶 rN/N,.  ,ィ_,
     ∨  }   } },,,,,,,/  ノ /|r ̄三フ_
      ∨,,,,},,,,,,,},,,,},,,,},,,,,,,,,,,/,,,,,,,,,,,   三彡≡──z
       |∨ソヽ,,,ゝ∨,;:;:;:∠ r;:;:;:;:;:;:;:;:,,,,,,,,,,,,,,,, 二彡´
       |/  /└ー──┼ヘ───''フ,,,,,,,,,三二7
      /  /       .|  ヾ.:.:.:.:.:.:/,,,,,,,三三≡!
      ノ! ̄|\ ! 丿丿  |   |.:.:.:.:.:/,,,,,,,三二≡ !
       !==ミ\ / (  .丿 ._⊥_.:ソ,,,,,,三二彡ノ
       ! (:)  ≡ <`ー≦二.:|.:.:.:.:.:∨,,,,,三彡丿        やる夫か、今何時だ畜生…。
       !   /   ヽ二' : ) ヾ.:.:.:.:.:.:.:∨二\〃
       !   /      `ヽ .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヘ.:.:.:.:|
      ∧ /          .:.:.:.:.:.:.:.:.:丿.:.:.:.:!
      | |ヽ`ー         .:.:.:.:.:.:.:.:.:○__ノ,|
      | |  ! 「二二ミゝ,   .:.:.:.::::.:::.:.:| |  ┥
      | |  ! ヾー---┘  .:.:./.::.:.:.:.:.| |  ┃
      ∪ /!        ..:/..:.:.:.::.:.:.:.:| |  ┃
       /  ー- 、_ '.ttェェ==┌─.| |━┥
        !      |i!iii!i!i!i!i!| |i!i!│  .∨,,,,,,,,,|
           __|i!i!!i!i!i!i!| |i!!i│  |,,,,,,,,,,,,,|

ロッキーがまるで死体のようにのろのろと寝室から出てきた。

185: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:57:38 ID:Uu7yDv7A0

         ____
       /      \
     /   _ノ  ヽへ\
    /   ( ―) (―) ヽ
   .l  .u   ⌒(__人__)⌒ |        9時だお。
    \     ` ⌒r'.二ヽ<        なら11時にきてくれ(ロ)
    /        i^Y゙ r─ ゝ、      オッケー、ロッキー。2時間したらまたくるお。
  /   ,     ヽ._H゙ f゙ニ、|
  {   {         \`7ー┘!

私はうなづいた。
少なくとも彼は旅を中止するとは言わなかった。

186: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:58:09 ID:Uu7yDv7A0

          _        __   /: : :`: ヽ、
       /: : : 二>、-‐: -  ̄-=== ̄ミヾ<´ ̄ ̄`ヽ、
      /: : /´: : : /: ヽ: : :  ̄`ヽ: : : : : : :`ヽ; : : : : : : : : ヽ
.      /: : /: : : : /: : : : :ヽ: : : : : : : :ヽ; : : : : : : i : : : : : : : : :ヽ
     { /: : : : : ; : : : : : : : : `: : : : : : : : :ヽ: : : : : :}: : : : : : : : : : i
     /: : : //: : /: : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : :ヽ: : : |:∧ : : : : : : :.l
.    /: : : : 彡: : : : : : : l : : : : : : : : : : : : : : ヽ: : ヽ: :|: :∧: : : : : : :l
   /: : : : : !: : : : : : {: : l : : : : :| : :ヽ: : : : : : : }: : :ヽ |: : : :゙: : : : : :.|
.  /: : : : : : : : ト、: : :、: | : : : : :| : : :l ヽ: : : : : }: : : ヽ|: ∧: : : : : : :.l
  {: : : : : : : i : l :ヽ: : : 、| : : : : :| : : : } ∨: : : :l : : : ハ : ∧: : : : : : l
  |: : : :l : :.| : l : :{ ∨: ヾ: : : : ハ: : : }   ∨: : } : : /: } : : ∧: : : : :.|
  |: : : :l : :.| : ヽ、|  ∨:ハ: : :/ |∧;| _,廴: | : /: :ハ: : : :∧: : : : l     ちょっと何よあの態度、信じられない!
  |: : : :l : :.| : :イ―==ミ、: /   l' ≦≡_}: : :.レl :/|: } : : : ∧: : : :l     あんなの置いて私たちだけで行きましょうよ。
  |: ; : :l ; :.| : : ト、《´佗ハ/     "´佗彡/ }".:|: | : : : : ∧: : :l      あ、その前に家に帰って旅で使う分のヤク取ってきたいんだけど。
  ∨`ヾ; :.:| : : : ハ ゛辷ツ        辷ツノ  ,': ::}: }; 、: : : : ∧:.:|
   |   ヾ: ∨: :⊂⊃ ̄ ,        ̄⊂⊃: : :.|" ヽ、.: : :∧}
   '    ヾ∨: : 込     _      u   |: : :}__   ヾ、: : :\
            マ: : | : |ヽ、  廴)  ,  ≦   .l: : :|`={ ヽ   ` 、: :\
           マ:.:| : | : :/` : : r ´ }     ノ: : :|≧!_:_:ヽ      \:.ヽ
           ゞ': : | :/: : : : :.| ,ィァ}     /zイ /     `` 、    ヾ、
            { : \ l/: : : :_rz〈: / ' _ ,/: : : :/       ヽ        ヾュ
            ∨: : :\_,イ {": /   X: : : : : : :/         ',      \`ヽ
          |:\: : : | {、/: :/ /: >=:⌒:}   , <      `、      ; : : :`}
          |: : :\_:|/≧マ_: -:{: : : : _; ィ}  - ´ /⌒` 丶 __  `丶    }: : : :}
          /`==≦ /^ ) }: : : : 二>:/|   , イ    , ィz二三二ニ=": : :/
          \: : / ̄´:ヽ_ク: : : : :  ̄: ´: :.ハ   /    {: イ     ` ̄ ̄´
            ∨: : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ムィ_,}    {: : ヽ    ‐- 、
           マ: : : : :ニ二: : : : : : : : : : : :ハ´⌒}     \: : \___ノノ
            ヾ: : : : : : : : : : : __; ィ:: : : ヽ/       ` ―――‐´
             ∨: : : ヽ: : : : : : : : : ヽ: : : : :/`ヽ
                 |: : : : : ヽ: : : : : : : : : :ヽ: : : : : :|


      / ̄ ̄ ̄\
    / _, 、_ \
   /  (●)  (●)  \
   |    (__人__)    |    (んなことできるか、バーロー。……やっぱりこいつは置いてった方がいいな)
   \    ` ⌒´    /

彼女は家を出たとたん文句を言い始め、どうせ待つのなら家にもどって必要な分だけヤクをとってきたいという。
私は彼女を連れていくことは、トラブルを背負い込むことになると考え、彼女を家まで送ったらランに行く気がなくなったと言ったほうがいいと思った。

187: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:58:40 ID:Uu7yDv7A0

           ____
         /:::     \
       /::::::::::     \
      /::::::::::         \     ベイビー、俺はもうラフリンに行きたくなくなった。
     |:::::::::::::::         |    俺はこのまま家に帰るよ。
    /⌒:::::::::      ⌒ヽ/
   /::::::::::::            \
  /::::::::::::::          \ ヽ


                />'´ ̄      `ヾ\      (
              // /      \  、   ‐-Y⌒ヽ   て
                 // 〃ハ   ヽヽ ヽ \=┤   ‘,  そ
              /イ l |l l  、  ||  l|  ゙, ノト、   l  (
                l ハ l |l||ト、. ||  l| i |  | ヘ.  l
              |lハl ll .| | l ヽ|| ,,リ l l ∧ ヘ  l     えっ!? なんでよ!
            |l ハハ :||\! .jハィ升:jメハ. / / ハ ヽ l
             || ' }◎)′(◎)*ノ| lソ// lヘヽ !
             |i/  ⊂⊃、_,、_,⊂⊃|!§   lヘ    、
             /  /./ >l;;;;;;l, ィ´人§    lヘ   ヘ
             |_./ / ノ,d`¨  | >、_\\_ '. ∧ ヘ


私は彼女の家のドライブウェイに入ったとき、彼女に告げた。
彼女はランに参加するよう私を説得しようとしたが無駄だった。

188: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:59:19 ID:Uu7yDv7A0

              /                   \
            /                      ヽ /ヽ
          /⌒ヽ                       ∨   ヽ
            /    Y                       ',    ',
         |    /       {                  ',    ヽ
         }    {        ∧         ∧        i     ヽ
         /   |       i ',        / ヽ }        ,'      }
          /    i     |  |  ‐'     丶、  ∨ヽ    /      !
       /     !     .∧  {´ ヽ    /   ̄`丶 }    /        i   もういいわよ! あんたなんか知らない!
       /     ∧   / ヽ,イ三气\  /   ≦三t、 !   {        i
        /     { 从 〈  c''´ ̄ ̄o ヽ{   。゚ ̄ ̄``ぅ}  从        i
     /      |  } イレ', こ/l/つ        こ/l/つ トイ { i          !
.     /         |  i   { 。゚        `        。  §  ! !       |
    /        i  § !        ,. ‐'` ‐ 、     o /§  } |         |
.   /           !   i§ ヘ  o   /         ヽ   ./ § } l       |
  /         /  l§ }  \  {          } /   .|  l  i         {
  /            {   |  |    丶 `ー─── ' ィ    |  |  |       ',
. /           ,'   !  !      .i`  、 _   ´ .|    !   !  !       ヽ
             !   |  |       |        i     }  }  ',        ヽ
           {    !  !     /        \   |  |   ヽ        \
           /   |  | ,  ´ ゚ 。     。 ゚  丶、 i  i   \
.           / ̄ ̄`t  f´        δ         |  ト-──‐ヽ
         /:::::::::::::::::|  | ──-、        / ̄ ̄  |  | }:::::::::::::::::ヽ
       /::::::::::::::::::::!  !                   |  | i::::::::::::::::::::::\


         ____
      /       \
     /  _,  、_ \
   /  ( ―)三(― ) .\
   |   '" (__人__)"'   |   はぁ………やれやれ。
   \    ` ⌒ ´    /
   /ゝ    "`     `ヽ.
  /              \

私はそのまま来た道を戻って、途中の公衆電話からシコーニーに電話をかけた。

189: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 22:59:57 ID:Uu7yDv7A0

          / ̄ ̄ ̄\
        /  ─   ─\_
       /   (●)  (●) \|l(^)      そういうわけで、ロッキーはまだ家で寝てる。
       |     (__人__)   l(_ )      11時にまた来いと言われてる。
       \     ` ⌒´   /⊂)
       /             ヽ ノ


             / ̄ ̄\
           /   「  \
        Y⌒i   ( ●)(●)
         ヾノ^ゝ    | |       別にかまわないじゃないか?
        ノ ノ^,-   ___´__ノ       どっちにしろ、ラフリンには行くんだろう?
       /´ ´ ' , ^ヽ__`ー'´}
       /     ノ//,`ヽ |
           ノ i////,)ノ
           /  `g一´


          ____
        /\  /\ __
.     ./ .(ー)  (ー)'(_)( ゙ヽ
    /   ⌒(__人__)⌒ |.(  .',
    |      |r┬-|  ._|.(   )     そりゃ勿論さ!(キリッ)
     \     `ー'´ _(_)(.__.ノ
    ノ            ̄/
  /´            ./
 |    l          i
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、 
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )

私はやる気満々のふりをした。
ラフリンへの旅に燃えているシコーニー達をがっかりさせたくはなかったからだ。

190: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:00:19 ID:Uu7yDv7A0

                   n
                   l^l.| | /)
                   | U レ'//)
      ___      ノ    /
    / ⌒  ⌒\  rニ     |
   / (●)  (●)\  ヽ   /    おーい、誰かいるかお?
 /     (__人__)   \ / `   /
 |       `Y⌒y'´    |   /
 \.       ゙ー ′  ,/  /
  /⌒ヽ   ー‐   ィ  /

                   ,、
: : : : : : : : : : : : / |
: : : : : : : : : :   /   |
: : : : : : : : :  / , '  |      ___
: : : : : : : : ./ /    { -‐''゙´ ̄ --‐/
: : : : : : : /  ゞ-  '' l─-'' ´   /
: : : : : : r'...           \/
: : : : : /                ヽ
: : : :  : l..
: : : :  l:.             .-― ヽ、
: : : :  |::.  :                >      やる夫じゃないか、どうしたんだ?
: : : : :  l::.       :       /
: : : : :  '       :       ー-、
: : : ./      .:::\     :    /
: : /.:.        `:::.., ー  --i^ヽ  _
 /..:.          /: : : : |  l/ _,,_ `>
              |: : : : : | /    ̄ _`)
               : : : : : /     ̄ `>

私は一度<ザ・プレイス>に戻ったが、誰もいなかったので店の隣の<R&Jモーターサイクルショップ>に入った。
バイクのパーツが散乱している中を歩いて、奥の方へいった。
中にいたのはジョニーだった。ハーレーのエンジンをいじっているためオイルがあちこちに付着していた。

191: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:01:11 ID:Uu7yDv7A0

          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  )
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i
   /   \     | |   おし、今週も修理の予約がとれたぞ。
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |   流石だな俺ら。
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃

R&Jというのはロイとジョニーのことだ。
二人はハーレーのメカニックで、だらしない恰好をして薄汚かったが。ハーレーをいじることについては
この近辺で彼らにかなう人間はいなかった。

192: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:01:44 ID:Uu7yDv7A0

              /\_____/\
             /         \
             l   /    \  l
            l        `>   l
.             l       'ー=-'   l   で?どうしたんだやる夫?
             \          /
            r'"ヽ  Y`⌒ヽ--‐´レ.


         ____
       /⌒  ⌒\
      /( ●)  (●)\      実はもう少ししたらラフリンに行くんだお。
    / ::::⌒(__人__)⌒:::: \     だれと?(ジョ)
    |     |r┬-|     |    ロッキーとだお。
    \      `ー'´     /
      >         <
     ( |        / )
      `|       /'
         |   r  /
       ヽ  ヽ/
        >__ノ;:::......


: : : : : : : : : : : : / |
: : : : : : : : : :   /   |
: : : : : : : : :  / , '  |      ___
: : : : : : : : ./ /    { -‐''゙´ ̄ --‐/
: : : : : : : /  ゞ-  '' l─-'' ´   /
: : : : : : r'...           \/
: : : : : /                ヽ
: : : :  : l..           ~~
: : : :  l:.             .-― ヽ、    ………
: : : :  |::.                   >
: : : : :  l::.               /
: : : : :  '               ー-、
: : : ./      .:::\          /

ジョニーがハーレーから顔をあげて、私に向かって片方の眉を釣り上げた。
その表情は色々なことを物語っていた。
ロイとジョニーは1パーセンターではなかったが、彼らの大半とうまくやっていた。
しかし、パッチをつけるほど愚かではなかった。
そんなことをすればどうなるかわかっていたからこそ、彼らとはしっかりと距離を置いていた。

193: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:03:14 ID:Uu7yDv7A0

: : : : : : : : : : : : / |
: : : : : : : : : :   /   |
: : : : : : : : :  / , '  |      ___
: : : : : : : : ./ /    { -‐''゙´ ̄ --‐/
: : : : : : : /  ゞ-  '' l─-'' ´   /
: : : : : : r'...           \/
: : : : : /                ヽ
: : : :  : l..           ~~
: : : :  l:.             .-― ヽ、      なぁ、やる夫。あの連中とはあまり親しくなるなよ。
: : : :  |::.                   >    あいつらと関ったら、人生を転がり落ちる羽目になるぞ。
: : : : :  l::.               /
: : : : :  '               ー-、
: : : ./      .:::\          /

ジョニーはある夜、私がモンゴルズのメンバーと一緒だったところを見て、私の肩に腕をまわして本当に心配そうにこういったのだ。
彼は私の正体をむろん知らなかったが、その忠告は特別胸に強く響いた。

194: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:04:22 ID:Uu7yDv7A0

                  ,ヘ
      ____      / /
     /\  /\   / /
   /( ⌒)  (⌒)\/  /
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\ /      ヴィッキー! ロッキーは起きてるかお?
  |     |r┬-|       |
  \     ` ー'´     /
  /          \
 /             \
/  /\           ヽ
 /   \          ノ
U      ヽ        ノ


            ──- 、_
        /         `ヽ
       /            \
                       、
     / ./  '   /\/{     i  ,
.     ′′//   .|    | |  i .::|  |
    | /  |.|   .|    | |  | l |  |
    |i  ‐廾─-.|    |ー升十 !.|   ′    やる夫、ここでいったい何してるのよ?彼はまだ寝てるわよ。
.    八 .:|化伝ア    ィ伝jア | | /      中に入って彼と話してもいいかお?(や)
   / (\」 `¨¨     `¨¨ | |/)/      別にいいけど…
.      \| 、     {       レ′.′
.        | \   ___  / / 7
.        |   .|::.、     . ´! .{ |
       И .|:::::`><  .|  | !
.         八N  ̄\/ ̄ `ヽj__′

十時半になると、私はロッキーのところへ戻ることにした。
あまり時間をおくと、旅を中止する口実を与えかねない。
彼の家に着くとできるだけ大声を張り上げてどなり、繰り返しドアをノックした。
やがて、鍵をガチャガチャいじる音がして、ヴィッキーがけげんな表情を浮かべてドアから出てきた。

195: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:05:16 ID:Uu7yDv7A0

       ____
     /_ノ   ヽ_\
   /( ●)( ●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \      相棒、そろそろ行こうぜ
  |     (  (      |
  \     `ー'      /


    _ , -‐=‐-..、_!\_
    >.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト`ヽ,_.i
  _/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ルイ
<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ぇ.:.:.:.:.:.:.:.:./
 ラ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヌ┘ .f::/ヾ^>,:ム'
 ヾ.:.:.:.:.:.:.:.::, へマ   .j,へ リ |
  l.:.:.:.:.:,'.::ん'     7‐=二メ、l
  ゞ.:.:.:.:人り    ト;:ヲ´  γ         あぁ、だけどももうちょっとあとにしろ、後1時間後に来い。
   >、.:,ィfヲ    ,   ̄  丶,
_,イ>イ l l   弋ッ‐- .、 /
>´  .l  iノ \   ` - '/
   rム     ト、  /
   }二===‐┴┐ ̄

ロッキーは寝室でいびきをかいていた。
思い切って声をかけると、彼はあくびまじりに1時間後に来いといった。
彼が気持ちを変えないようにそばで待っていたかったが、急かさないほうがいいと判断した。

196: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:07:15 ID:Uu7yDv7A0


 |     |    |     |                   |
 |____,|    |___|____            |
;::::   ;゙     ;;   ,. '|| .       || ______  |
:;    ;  ;        '||        .|| |;:;:;:;:;:BAR;:::::゙|....|
;:::  ゙λ.     ;   ;;  .' || _/゚\_  || |;:THE Place|.. |
   ;  ;     ;  ;  .|| l営業中l.O||   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄" .|
:;         , ,',',''  ,..  ||.  ̄ ̄ ̄ ;:||             . :|
''~~;;;~'';:::  :::.. ,  , ,  '||_____!||_______|
~ ̄ ̄ ゙̄ ̄"" ̄ ̄~ ゙̄~'―――――`i
 ゙̄ ̄"" ̄ ̄~ ゙̄~'―――――`i

私はロッキーの家を出て、<ザ・プレイス>へいった。
この時間なら誰かしら<ザ・プレイス>にいるだろうと思った。

197: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:07:47 ID:Uu7yDv7A0

        ____
      /     \
    /  ⌒   ⌒\
  /  ( ●) ( ●)ヽ
  l    ⌒(__人__)⌒ |(,;'";,"`;,;,、
  \     ` ⌒´   /| ̄ ̄ ̄|,;     ロス市警のくそったれどもには酷い目にあわされたんだお。
  /           \||'゚。 "o ||ー、     切符を切られたくないなら、出すもんを出せって言われたんだお。
 / ヽ、           || o゚。 ゚||ニ、i
/   ヽ          ||。_0_o_||ー_ノ\
l     ヽ         |___|`-' _ノ


                   弋`ー――――--、
                 ,. ::.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.\
                 ∠=-ァ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:ヽ、
                <:.:.ィ:.:.:.:,:.:.:.::/:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ
                 <厶ィ:.://:.:.:.:.:.:.:.!:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
                    メ、/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:レ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:}
                       ):厶イ:./::.:/^V:.:.:.:.:.:.:.:.:/    あいつら皆くそったれさ。
                    /   iイ:.:./V 人ハ:.イ:.:.:{    俺は在職中上司たちから散々な目にあわされたよ。
                    ヽ   レ  -イ:.:.:.:.:.::,.W个    元警官の俺が言うのもなんだが、あいつらをかばう気にはなれんよ。
                     ヽ    , ' ∠:.:.:.::/
                      ` ー―1    _|ハ}
                        ,.ク ´ ̄ ̄ ̄}
                       イ /|_,_/ ̄ ̄∧
                      √  __     ',
                     /  / `     ハ
                      / /      !   |
                      /∠イ     | /  !

ロス市警を退職したカレナの父親と一緒にビールを飲んで時間をつぶした。
やる夫・セント・ジョンはロス市警に反感を持っている、という口ぶりで彼と話した。
彼は、自分も身内びいきではないとはっきり言った。
潜入捜査の期間中、私は彼から警官としての人生について数え切れないほど話を聞いた。
円満退職していたにもかかわらず、彼は現役中に色々不満を持っていたようだ。
モンゴルズは彼を無害な老人扱いしていて、<ザ・プレイス>で違法行為があろうと、彼は絶対に通報しないだろうと高をくくっていた。

198: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:10:57 ID:Uu7yDv7A0

                       , '´ ̄`
              '⌒ヽ、 /, -─: : . ._
.                , : :´ ̄:`゙'´: : : : : : : : : `丶、
           / : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : \
             , : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 丶、
          /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、:_: :`ニ=-
.         /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :丶
          ′: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
        {: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 、`、
       !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :,.ヘ: : : : : l\|
          }: : : : : : : : : : | : : : : : : : : : : : :/: :イ }:l: : : : |
       ノイ : : : : : : : : ∨: : : : : : : : : :/: :/' ,ム:! : ハ{
.          |∧ : : : : : : : l:ヽ: : : : : : : :/:, ヘ{ { l|:/  `
             \: : : : : : : : : : : : : : : : :,  \_) }′
             ヽ : : : : : : : : : : : : : /      ,′
              _,ノ: : : : : { : : : : : : く      /
               `,ユ  -‐┴--<゙ヽl ,  , '
               /             ` < _/
        , - 、_厶 ---─ - 、_     >‐ 、_
     , -‐'′   \           >-‐'´     _>‐- 、_

店でビールを飲みながら彼を見つめているときなど、二十年も悪党どもを追ってきた人が、よくこんなアウトローバイカーの巣窟で
居心地良くしていられるものだと、私はときどき思ったりした。
しかし、彼はいつも私をありのままに受け入れてくれたから、この元警官のことはあまり心配していなかった。

199: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:11:39 ID:Uu7yDv7A0

    / ̄ ̄\
  /    \  \
  |    ( ●)(●)
  |       | |
  |  u.  __´___ノ
  |     `ー'´}       いいか、ビリー。あの男にはあまり近づかないほうがいい。
  ヽ        }        あいつがまだ市警にコネを持ってたらまずい。
    ヽ     ノ  mm
   /    ̄ ̄ ̄ つノ
   |    | ̄ ̄ ̄

だが、シコーニーはなるべく彼から離れているべきだと思っていた。
この元警官が、ロス市警にコネがあって、私の素性を掘り起こそうとしない保証がなかったからだ。

200: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:17:21 ID:Uu7yDv7A0

            ________ _ __________
           /_/_/_/_/_/_/_/_/_/./\\/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ヽ
   ;;;       /_/_/_/_/_/_/_/_/_./ = .\\/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ヽヽ
   ,;ミ       |  .--i  .--i   .|┌―┐|:::T::  .--i  .--i   |;:::::::::|
   ミゞ      |  i___|  i___|   .|..| :: :;;;|..|:::.|;... . i___|  i___|   |::::::::::|
   ;;;;ゞミ , ,,,vwv|_______|..|  ;;|..|:::;|_______|;;;vww
   ミゞゞミゝ   ,,,  ,,  __      ̄ ̄ ̄ ̄ __        ,,,

一時間ほどビールをちびちびやったあと、私は店を出てロッキーの家に向かった。
内心、ロッキーがまた旅へ行かない口実を見つけているのではないだろうかと心配しながら。

201: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:18:21 ID:Uu7yDv7A0


.              /:::::::: \::::::::::\::::::::::::::`¨¨¨¨\)\ 、、
         ___彡':::`¨¨`\\::::::::::\:::::::::::::::: ⌒ヾV'W/ )
          '⌒㍉ヽ:::::::::::::::::::\\::::::::::\::::::::::\ :::::|::: //て
        ⌒ヾ:::::::`ー===ニニニ\\/" /`ヾ:〉》::::|:://:::/
 .          \):\::::::::ー-===ミ/  /    //\j///し
              ',::::',\:::/⌒ヽ彡  ̄/ ̄ミメ//  `7刈く
              ',:::|:::::::{ ⌒) "    弋戎ハ\  // |⌒\
            {从:::::::} イ       `ヾ ⌒/厶,,j   }
               〉:::\:○'                 {ネ/   丿
          /`ヽ//〉^Y                ∨
          /  / ,//           \ _  _   ゝ
_ ..  -‐==彡`ヽ/'⌒//、             ` ーヽ_r ´          よう、やる夫!
. : ̄ ̄` 、::::::::::/   〈/ . :\  \          ┘
  .:\ ̄ ̄\/       . : :\  \     /
 . . . : :\  . : \       . :/-=ミノ\ _,ノ
    . . : : \  . : \     . : :/:::::://)
     . . : :\  . : \ . : :.:/^Y//
         . : :\  . : \.:.く::::::/∧\

      ____
    /  ⌒  ^\
   /  ( ●)  (●)
 /  ::::::⌒(_人__)⌒ヽ
 |       |r┬-|   |       用意はいいのかお?
 \        `ー'´  /

だが、心配は杞憂だった。
ロッキーが家から出て、バイクを用意しているのを見た時、心が躍った。
私はバイクのストレートパイプを縁石に寄せた。

202: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:19:00 ID:Uu7yDv7A0


                         /i、,,-ーフ,、__
                        iヽ/i/::::/∠_::::::::::::::`>__
                       |::ヽ:/:///::::::/::>::::::::::::ゝ
                      |ヾ::V:::/:,彡ソハヘ;;;;;:::: ̄´\:ト
                    γ升/`"ヘL__,,、__ヘ /`二ニ:::\
                     !/≧ `"''i斤┬,r、 く;;:::ニ_\::>     おう。ヴィッキーがすぐ来る。
                      'fj_)   ヾ┴ ′  ミ::::::::::::\      ちょっと待っててくれ。
                     /フ            ミ>=-::ヘ一
                     〈 ヽ          γ´ヾラヘ
                        ',  、ー'""'、      ソノ/::/
                       ',  ` ー ′    ∧≦/
                      i′       ´ l:l::::|
                      |:lヽ __       l:l:l:::|
                      L!   i    _.,、ーl !」ゞ、


         _____
  r―――r'  r―――ォ ヾー-‐ァ
  ¬:三三ヨ―:}---- 、 |ゝ-rヘ(´
   └=ニニ、―}二二´ .|_r一' >―ュ、
          ∨ ト==='―┘     /´ ヘ
         ヒ_ヘ _.、--- 、    {  __.ヘ
             Y / ヽ r'´} /⌒ヾ . (__) ヘ
            弋、__ノ.'.彡'     ハ     ハ
             ̄ ̄      |   o  !
                      |       |
                     `======′

ロッキーは自分のバイクのサイドカバーを外して、アメリカン・アームズ社の22口径リボルバーを中に入れた。
漸く歯車が回転し始めたらしい。

203: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:19:59 ID:Uu7yDv7A0

                   _.,、-ー:.':."::¨::'::-.、.
                  /´:::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ_
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ
               /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::;;;:::::::::',
              ,'::::::::::::::::::::::::::::::i:::::::::::::::/ヘ;::::::::::::',
              l::::::::::::il:::::!::i:::::/!:::::i::l::::l  |:::i::::::::i
              !:::::::::::il:::::i::il:::iハ:::il:!l::::|   |::::l::::::::l
              ',::::::::::i:l::::|辻≧tf」l|/リ!|  /_/:::il:!:!      お待たせ!
               ∨⌒i!ヘ:|弋;;シ´`"` レ'/ソノ::://ノ
                }{ヾ.ソ ヘ!       trッ/ソノ
                i|ヘヘ          ′/ソ
                /!:::::i i`      // /
                //!|:l」  \   ー' /i i
                   7''-、_  ` ー ´  l」



            ,---、___ , 、
            イ. . . /  i   `i
          /. . . . /   i. . . . . ヽ
        / . . ン. /   .i ヘ. . . .ヽ
         /  ` v´__ L / . . . . i
          |\   (Arai )   . . . . .|
       | : :` 、_   ̄ ̄    , ノ | .|
       l   : : : ̄.: ー.― ´. : . :.|. !
         ト 、 : : : : : :      . : /./
        ゙. ヽ、: : : : :     ,. :イ/
          ヽ  `ー---― ´ ./
          \  __  /
            `ー-― ' ´

皮のジャケットとヘルメットを持って、ヴィッキーが出てきた。

204: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:20:20 ID:Uu7yDv7A0

       |ヽ |::::::::::::::::::::::∠:::::::/:::::::::/::::::::::ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|
       |::::∨:::::::::::ヽ::::/:::::::::/:::::::::::ノ:::::::::ノ::::::::ノ::::::::::::::::::::::::::::::::ソ
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            !.;.;\   ',,,,、〆ノ.0 ) 丿      i∠:::ヾ\
            ヽ、,,,\=__ ソ:;:;:';;:;:;:;;:;:;:;:;:゙゙゙゙      |ヾ二二二>
              ! ̄.;|┌´´ ;:;:゙゙゙゙          |,,,  丿   \           くそが、かかれよ!
               !;.;.;|                /,,,, 丿               Fuck! Fuck! Fuck!
               ヽ.ノ         _     /,,,,,,,丿                はぁ、はぁ、はぁ…………
                `──_,-'''二 ̄___」    /,,,,ノ´ 
                  >ミ x ___ノ   /ノ´
                    ヽ ̄ー      /ヘ
                     ヽ___-ー'¨,,,,'∧
                          '∧,,,,,,,,,,,'∧


       ____
     /      \
   / ─    ─ \
  / -=・=-   -=・=- \        (おいおい、大丈夫か?)
  |      (__人__)  U  |
  \     ` ⌒´     /

回転力が加わってエンジンがかかるまで、ロッキーは何度も何度もキックペダルを踏み下ろし、何度も何度も悪態をついた。
そして、すっかり消耗し、しばらく荒い息を吐いて数分間立ち尽くした。
あまりにも長く立ち尽くしているので、私は体力がつきのではないかと心配した。

205: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:20:41 ID:Uu7yDv7A0

    ⊂,/´⌒`//⊂⊃
     /`⌒´ / /__     ___
    (〇(丿__(━  `ヽ/ ̄ ̄/ ,フ
     \| ̄\_\__// /  _」
      /_//L⊿   \/_/_ /´)
    / ̄|_//V\ノ___ `L/  / /
   / / ̄/_∧ VリY幵(()| |_ /))_∧
   | ||γ/_/)| ||乢八し_|__|_ノノ し | ||
   λ V ̄ /_//   ̄ ̄ ̄λ V_ノノ/
    \ ̄ ̄ ノ        \__/
       ̄ ̄

それから再びロッキーがキックペダルを踏み下ろすと、ようやくエンジンが始動した。
犬や子供のおもちゃ、ハーレーの部品などのガラクタが散乱した庭から通りに出た。
ヴィッキーが後ろに乗り、私たちはついに、ラフリンにむかうことになった。

206: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:21:45 ID:Uu7yDv7A0

                                    ____
                                  /     \
                                 /  ─     \
                                  ' ( ●)       \    チラッ
                                (l、__)          |   (シコーニーたち、ちゃんとついてきてるか?)
                                  ⌒´         /
                    ,r――-―――――― '''''⌒  <
          __     nf=!、!、◎Jー――――7      /
         f`ヾ ..::ヾ ,┳ 三   ,へ _       /      /
         l l | ;;;;;;| __  三>γ  ̄;;;;;;ア,,,γ ⌒ 、     l
         ! !ノ;;;;;;::f⌒l l工K( ,,,,,,,,,,,;;;;;;;K/    ,  `ヽ  ,'
         ー  ♂`-"-l' ヽ ゝ=== /   入    / ,,r-
       __   [l/互/   K三W三 /   /r 二二二に  ノ
    l""";;;;;;;;;;;;; ̄:::''' //    ll≡lll≡ll f=-、 ノK r gg二二二k
    ヾ--――  ,-五  >ヾ r||f⌒ゝ  f「メyf  |l f< / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ll
    ,γ;;;r     i/ /ィl 7;;;:::ゝ 入=γ⌒"" _彳=っ ,,k_____ア=
   f;;;;;lf    石ム" l l;;;;;::::::ヾ !!  Iェェェィ'''斤ri^ik    ,       ヾ;;;;;''ヾ
   i,,;;;;;l    `、_ノ  ,γ;;;;"!-"ΓL _/_/_/  l| | llK_,   rf(◎)  i;;;;;;'''l
   ゝ;;;;;ヾ       ,γ;;;;''/  ヽ____7 〔缶}二二二二二にム,   ||;;;;;;"l
    ';,;;;;;;;;,,, _ ,,,:',';;;;;;;"                 ゝ;;;;;ヾ       ,γ;;;;''/
     ゛'''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''"                   ';,;;;;;;;;,,, _ ,,,:',';;;;;;;"
                                   ゛'''';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'''"

もうすぐ、ブラック&ホワイトの悪党どもと、週末を通してどんちゃん騒ぎすることになる。
途中、ガソリンやバーガーを買うために、何度かとまった。
そのたびに、私はシコーニーやATFの捜査官が目立たないように後をついて着ているかどうか確かめた。

207: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:22:37 ID:Uu7yDv7A0


                        /二二二二二二二二二二二二二二二二二
                        /        ――
                       /     /      `
                       /      '  _.ノ 、_ .
                     /     i  (●)(●) i
                     /      |    |     |
                    /      |    _ ´___   !
                   /       _.>  ____  <
                  /       /⌒ヽ        ィヽ
                  /       / rー'ゝ _=≡≡=_ 〆ヽ
                 /      /,ノヾ ,>´ \_/`ヾ_ノ,|
                 /       | ヽ〆.   |  |   |´ |
              ┌┴────―――――─┴┴──────────
           .┌──┤                                  
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           .└─┐/                                  
             ./                                   

ATFの尾行車両が見えると、私は少し落ち着かない気分になった。
監視が見え見えなら、ロッキーはおろかヴィッキーだって見逃さないだろうから。

208: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:23:19 ID:Uu7yDv7A0


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                   I員TTTTTTTTTTTI  _|_    ______   |FF|ニ|
    _____________           /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~! iニi  . .| FFFFFFFFF |  /二ニ,ハ
    . |IIIIlミ|三三|゙ ____|ミ| LL LL LL LL LL | iニi,___| FFFFFFFFF |  |EEE|日
 ̄ ̄|!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.|__|.|==/\==|.| ̄ ̄|「| ̄ ̄
lllllllll |!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 田 |「|  田
 ̄ ̄. |IIIIlミ|三三| | ̄ ̄: ̄ ゙̄|ミi LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| |    |「|
  . . . |IIIIlミ|三三||    :   :゙| | LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| | 田 |「|  田

ロサンゼルスから出発して約十時間後、あたりはすっかり暗くなったころ、ようやくラフリンに到着した。

209: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:23:41 ID:Uu7yDv7A0

..: .:::.. ... :. .::.... .::::..... ...:::.. .... ... 。
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\、'\\|;;:.|_,,|___
  □ □  CASINO   □□ | |\, \|;;::....     |\
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その足で、私たちはモンゴルズが定宿としている、ラフリンのリバーサイド・リゾート・ホテルへ行った。
このホテルはラフリンの中心街にあるホテルで、かなりお手軽に泊まれるホテルだった。(日本円で1泊約4600円~約10200円、2013年6月時点)
カジノもあるため、ベガスにいかなくてもここでひと山稼ごうと意気込んで、すっからかんになっていくものも多いらしい。
ちなみに、>>1が旅行系のレビューサイトを調べてみたところ、評価としては半々といったところである。
モンゴルズの定宿、という点を考えるといい方なのか?

210: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:25:19 ID:Uu7yDv7A0


        q                         q                         q
        7     p        _          7     p        _         7     p        _
        c c_ノ ̄        〔_〕         c c_ノ ̄        〔_〕         c c_ノ ̄        〔_〕
      o 〇/  ̄`ヽ   _ ,―-´、/        o 〇/  ̄`ヽ   _ ,―-´、/        o 〇/  ̄`ヽ   _ ,―-´、/
      / 「/o 、_ ヽ|⌒`  ̄丿 ̄ヽっ       / 「/o 、_ ヽ|⌒`  ̄丿 ̄ヽっ       / 「/o 、_ ヽ|⌒`  ̄丿 ̄ヽっ
      / ̄// ミ||〉ooo〉〉っ ̄/\|二 ̄V       / ̄// ミ||〉ooo〉〉っ ̄/\|二 ̄V       / ̄// ミ||〉ooo〉〉っ ̄/\|二 ̄V
   く⌒ `// ヽ ミ||/θθ_ /y Vξヽ ヽ    く⌒ `// ヽ ミ||/θθ_ /y Vξヽ ヽ    く⌒ `// ヽ ミ||/θθ_ /y Vξヽ ヽ
 / / // 、」 ミ||))__))二二二二二二l  / / // 、」 ミ||))__))二二二二二二l / / // 、」 ミ||))__))二二二二二二l
 |  |(//)| |         \ \//   |  |(//)| |         \ \//   |  |(//)| |         \ \//
 \ \//            ̄ ̄     \ \//            ̄ ̄     \ \//            ̄ ̄


    / ̄: : : : : : : : : : : : : : : : :\
     |: : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ: : ::.
     | :|/ :|: トミv彡} :.|: : : : : :‘, : :|     --―‐--   .,
     |/| : :|リ    ノ|:.|| : :j|: : }_}_:_}_r/―‐ 、,,――‐--丶 ___
     |: |_:_:|、       リ|_:_:j||_:_}\  \\  }   / /     /、
     レ | __\_   _/__,  |ハ} \,.--\ヾ,_j_/-―<¨¨  7 \
.       | ` ┸ /   ┸ ´   }}   /            `ゝ ./ /`
      丶  ̄{ _   ̄ //イ }. /              ∨   /
        }        /W ∨  {≧==}   t==≦ア   ∨._,′
       \,___   / /\/} `ー┰‐    ┰一´   }/ ‘.
         ヽ  `./ //  { |   三     三     }:.} 〉   よう、ロッキー!
          /: :. ̄ハ¨´/   /リ     (o  o)          /
.         / : : : : {∧´   / :/:{                 「 {
        {: : {二二二¨ヽ./ :/: :入   ノ            丿  \_
       |:.:.:.}|: : : : : : ヽ }:/: : { >:ヽ   ー‐ 、 __,..  ´    ィ: : :`: : .、
       |:.:〃: : : : : : : :}:.乂//: : : :/\___,.  ´       /: : : : : : :/ヽ
       У: : : : : : : : : :ヽ:/  { : : : {  }         /: : : : : : :/    \
       ′: : : : : : : : : : :/.  { : : : {            /: : : : : : :/

駐車場に止まっているバイクには、全てモンゴルズの白と黒のステッカーが貼ってあり
少なくとも二人の見習いがロープを渡した駐車場を見張っていた。
メンバー二人がロッキーと一緒にいる私を訝しげに見ていた。

211: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:26:24 ID:Uu7yDv7A0

                      ____
                    /      \
                   / ―    ― \
                 /   (●)  (●)  \   (おうおう、いるわいるわ)
                 |      (__人__)     |
                 \     ` ⌒´   ,/
                  / ̄                ̄ヽ、
   ,,--、.       ./                       l
 ,‐"   ゙ヽ     ./  ./ヽ          /ヽ    l
 |    ヽ,, ゙、    /  ./  i,,-ニニ、 ,‐ニニl、! |   l
 |    ゙'''‐=ヽ、/  ./  /.|'''"   | |'"   '|゙、.゙、   |
  ヽ、,,__,,,,-'". ゙''/=.、/  l/=.| ,,-''-‐ニニヽ、ヽ |ノヾ,  |
        ,-'''',,ニヽ、,,,,,|、/ゝ/" ̄ ̄ヽ、\/ヽ,/|ニ二''ヽ、
       /‐''",,  /ll",,,,l,|]"//l、川 | | ll ヾ,|,[|'''ヽ ̄"'ヽ、|
      / ,, l l、 ,,‐'',,,=ノ、"| |l l l| ''" ll ll| |"ヽ[‐-、 | / ヽ
      |、ヽ ヽ'''"-''"ヽll  ゙'|、l、 l l----、/ //|、,,,‐、゙ヽ,,ヽ" ノ ノ、
     ヽ-/-'"'""'," |||  |,,ヽ\"| l,,,l /ノ,」  |||゙゙', ゙ヽ、、'-'
     =,"'"    /  |ノ  | ||゙''ヽニニ‐''"l| |  ヽ|  ゙,   ヽ、l
           |   |__  ,l--─,='''''''=──、 ,,,l,,,  |
           |  (" ,)[|   (( 3 5 ))   |](,  ,) |
           ゙、  ゙"、 ヽ三三───‐三三  /''"  |
            ヽ   ヽ ,ニニヽ     ニニ、/   /

私はバイクのエンジンを切り、サイドスタンドを下ろした。
メンバー二人がロッキーの御ころへやってきて、モンゴルズ風の握手とハグをした。

212: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:26:49 ID:Uu7yDv7A0

           _ ノ::::::::::::::::::::::::::::_)`ヽノ\〉\:::::::::::::::/l/::l/}
          ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::::::::::::::: \::::::/:::|/::::イ
           〉:::::::::::::::::::::::::::::::{ ̄ ̄`ー ァ=ミ/::::::::::::::::/
.             ⌒ヽ:::::::::::::::::::::::::::::ノ __   /    `l ヽ:::::/{_
              __〉:::::::::::::::::::/   ___ミメ、    |  ∨::/
             \::::::::::::::::/    弋 戈メ㍉ー ,斗ャ''^V
              ∨えヽ:}       `¨¨¨^  { 戈メ /
               〈  rL                〉  {
               {\ ー'             、 /
              |:::{トミ_      、         /     あいつは俺達のツレなんだよ。入れてやってくれ。
              人:{|》l人      ー=ニ フ   /
               /、___{|《|                /l}
__,         /:::::::::::::{j_ノ;    > ..    /lノ
}   \ _ ....-‐=彡::::::::r‐〔[{__;______≧=f――- 、


    / ̄: : : : : : : : : : : : : : : : :\
     |: : :/: : : : : : : : : : : : : : ヽ: : ::.
     | :|/ :|: トミv彡} :.|: : : : : :‘, : :|     --―‐--   .,
     |/| : :|リ    ノ|:.|| : :j|: : }_}_:_}_r/―‐ 、,,――‐--丶 ___
     |: |_:_:|、       リ|_:_:j||_:_}\  \\  }   / /     /、
     レ | __\_   _/__,  |ハ} \,.--\ヾ,_j_/-―<¨¨  7 \
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      丶   { _     //イ }. /              ∨   /
        }        /W ∨  {≧==}   t==≦ア   ∨._,′
       \,___   / /\/}   ⌒     ⌒  ´   }/ ‘.
         ヽ  `./ //  { |                 }:.} 〉   それならオッケーだ。さぁ、あんた入ってくれ。
          /: :. ̄ハ¨´/   /リ     (o  o)          /    歓迎するよ。
.         / : : : : {∧´   / :/:{                 「 {
        {: : {二二二¨ヽ./ :/: :入   ノ            丿  \_
       |:.:.:.}|: : : : : : ヽ }:/: : { >:ヽ   ー‐ 、 __,..  ´    ィ: : :`: : .、
       |:.:〃: : : : : : : :}:.乂//: : : :/\___,.  ´       /: : : : : : :/ヽ
       У: : : : : : : : : :ヽ:/  { : : : {  }         /: : : : : : :/    \
       ′: : : : : : : : : : :/.  { : : : {            /: : : : : : :/

ロッキーは私のことをモンゴルズのシンパとして紹介してくれた。
彼は私のバイクをモンゴルズのサークル内にとめさせてやってくれといった。
二人は私を歓迎してくれたので、少しは緊張感が解けた。
ロッキーとヴィッキー、それに私はホテルの中に入っていった。

213: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:27:45 ID:Uu7yDv7A0


                                   |   i      ::ヽ    /             : : l
    、    ./|  ,                         l  /       ::ヽ  i       , 、-  : : |
  _ | \iヽ/  |/ |/|                      l    _     ::i | V、  ,rー n´  i  : : : ! _
  ヽ`'          レイ__                   l   ̄/  ,.、 <_//__ヾ: : : !_  ¨  ,/// : : :: ´〃
 ̄ `              '-―‐                   l    !  ゛"  ノ、: :  \: : :_ ̄¨´   . : : :_
>                 ーヤ               , - 、i  ヾ乂_  〃//  |       ̄    : : : :',: :
    /             <_             i . .ナ        彡    '   . : : : .     . : : l :ノ:
-/ / // /  ./|ヽ   .ト }   <              |  . ./          ,       }: .    . : : :i:!/: :
/ / //リ /レ / .| ./ヽ .! V ヽ 彡´             !  : く ',       . :i r-、. . .r'` -'     . : : : :i: : :
 /  //メ_|/  |/  | i |   \,ー――、        {{、  ` ,: .                  . : : : : :l ̄
./ヘ /〃-┬-7  二¨i从', |  _\     `、        {{、 : :', : .        _  -―――- 、: : : : : l>、
. ',kV! "`¨       ’`  リ',ヽ ', ir-、―‐,--、 !         {{ゝ-ヽ    / , -__´_      ー-- }i: : : : :l: : :
フ ヽ !      i.:    "/ /  ト'ril!`’ .| ’´ il!'       _/  ∧    {_¨_  -―     ̄: : : :/l: : : :
/| ∧             /ノ !\i .,ヽi ,,  ,,  i7、     //      ∧  ヽ    __ _  `: : : / : i : : : :
―从∧ ニ==-   / ∧|___从∧/二ヾ /ミ   , <//        ',\  ` ´ ´       . : : :./: : : :i: : : : :
//// .∧      /从〃 ̄ //{  `ー‐ '   ,<//// |       . : : i  >        . : : /: : : : : :i: : : : :
/ r': : : i: :ヽ   /// ∧ i   \ミ 、__rー‐'/////// |     . : : : : :ヽ  : : :> . ___ /: : : : : : : : : : : : :
//!: : : :!: : : : ̄: :∧/////>ー-、 /   | //////////∧   . : : : : : : : :i   : : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : :
//!ー: :、: : : : : .  ∨/////////     |////////////\ . : : : : : : : : : :     : : :: : : : : : : : : : /: : : : : : : : :
//i: : : : : : ::  , ー |////////      |//////////////\: : : : : : : : :       : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
//|ー―――――‐|///////           |////////////////>、: : : : :          : : : : : : : : : : : : : : : : : :

だが、どういうわけかラフリンについたときから、なんとなく緊張感が漂っていた風に感じていたが、ホテルの中ではそれがより顕著だった。
まるで攻撃の準備をしている戦闘部隊みたいな雰囲気だった。
私たちに気がついた一人のメンバーが、ロッキーに三十分後にミーティングを行うと伝えていた。
なにかがおころうとしていた。

214: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:29:20 ID:Uu7yDv7A0

                      ノ    __ ,
                   /::/,、ー'´/ー--ー/ __,,、
                /i/:::::::::::::::::::://:::::::::::: ̄//_,
               /i !i:::::::∧,_/´/:/::/ニニソ:::ノ
              ヽ、i::::::::/∨::/i::::/:::///:::::::::::二ニ彡
              ヾ:ヾ∨/:::/彡ミヘ"彡::::::二二ニ彡
               ∨ヾソ〃\:\  }:}"`ー-、彡彡彡
                /:/i!    ヾ:i  」i,,、-  彡/ヘ
                |/ !     i::レ"ル、,_       ソ )
                リ  ヽ  勹´ 弋ダ`     つ/
                    }           ゝ〈ヘ     やる夫、なんか手違いがあったらしい。俺達の部屋はないみたいだ。
                      i           / i :iヘヘ
                   ' ー 、. ー=ニ ′     ! j ヾ;ヽ.
                       \    /    _,ァ:::'.,
                        ヽ-、-     _,、ー′: :∨ヘ、

ロッキーは小声で私にそういうと、モンゴルズのメンバーが集めっている部屋に向かっていった。

215: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:30:05 ID:Uu7yDv7A0

                     .............
                    ,..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:` :.:.:.:...
                   /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\
               ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ
                 /:.:.:.:.:.:/:.:/:.:.:./::ヽ:.:;、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.
             ,:.:/:.:.:.:/.:./:.:.: ,'':;:;:;:V;;;l .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
                : .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;'     |:.:|:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.:
.              l:.|:.:.:.:.:l:.:.ハ.:.:.'     |:.:|:.:.:|.:.:.:.:.:.:.:.;
.              |:ハ:.:.:.:.|」Ll:.:」_     _」:/L/}_:.:.:.:.:.:.;
.              |l '::.:.´斗≠ミ     ,ィr≠ミ}: /:. /
.              l  ヘ:.:.:. 込リ     込リ ,:./´ハ
.                  ゝ-`       l:     /-. '
.                    |l: ヽ   t─‐ァ  ....':.||l
                 リ .:.:.:`      .ィl:.:.:.:リ|
                 |:.:.:.:」   ー ´  j‐ .:.:.j

ヴィッキーはいつの間にかいなかったが、どうやらすぐ近くにいたモンゴルズのほかの女性たちとどこかに行ってしまったらしい。

216: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:30:18 ID:Uu7yDv7A0

               _____
             / '⌒ヽ  ; '⌒゙\       ||  ||
            /              \      ||  ||
          / /´  `ヽ   /´  `ヽ \     o   o
         /  (   ● l    l ●   )  \
       /    ヽ_   _ノ   ヽ_  _ノ  ; \      (チャンス!)
       |  ;  ''"⌒'(    i    )'⌒"'    |
       |         `┬─'^ー┬'′      |
        \          |/⌒i⌒、|       /
         \       !、__,!        /
         /       、____,,      \
        /                        ヽ
         |  、                ,   |


私は一人になってしまったが、シコーニーに連絡するチャンスができた。
後に、このような状況でバックアップと連絡を取るときには、ATFの携帯電話を使えるようになったのだが、この時はまだ公衆電話を
使わざるを得ず、私は急いでホテルの入り口に並んでいる公衆電話の一つから、シコーニーに電話してみた。
だが、シコーニーにはつながらず、代わりにATFが小規模な司令センターとして取った部屋に電話してみた。

217: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:31:04 ID:Uu7yDv7A0

そこも繋がらなかったため、もう一度シコーニーの携帯に電話をかけ、メッセージを残した。

         /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
        /: : :            \
       /: : : :            \
     /: : : : : :              \
    / : : : : : : : ..               \
    |: : : : : :  ´ ̄\,, ;、、、/ ̄`       l
    |: : : ::;; ( ○ ) ノヽ ( ○ );;:::     |   リバーサイドについた。何か始まるらしい。
    |: : : : :  ´"''"        "''"´       l   後、ロッキーがヘマをしたらしく、部屋がとれなかった。
   . \ : : : : . .(     j     )      /
      \: : :: : >ー-‐'=ー-ー<    /
     /ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : : イ\
     : : : : : : : : :``ー- -‐'"´      \
     : : : : . : : . : : .                \


     ____
    / ⌒  ⌒  \
  ./( ―) ( ●)  \
  /::⌒(_人_)⌒:::::  | チラッ
  |    ー       .|
  \          /


私は周りをちらっとみたが、電話をかけているところを見ている人間はだれもいなかった。

218: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:32:10 ID:Uu7yDv7A0

         ____
       /     \
.    /       \
.  / /) ノ '  ヽ、 \
  | / .イ '(ー) (ー) u|    (しっかし、どうしたもんかね?)
.   /,'才.ミ). (__人__)  /
.   | ≧シ'  ` ⌒´   \
 /\ ヽ          ヽ

正直、私はもう10時間以上バイクに乗っていたため、疲れていて眠る場所が欲しくて仕方なかった。
若いころや戦場にいたころと違い、一晩中起きていることなどできなかった。
モンゴルズの面々のように、メタンフェタミンやアンフェタミンをやらない私は、どうしても身体を横たえる場所が必要だった。

219: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:32:45 ID:Uu7yDv7A0
   \申し訳ございません、あいにく全室満室となっておりまして/
             (\_/) 
              /-□ □    
  ∧_∧      (    _ゝ           ∧_∧
 彡 ´∀`)  ∩-∩[受付]            ( ´∀`)
  (    )  /◎\ ┌┐\           (    )
===========================================================!
_____________________________ノ
                                             |
                                              |
――───────────────────────────┘

私はチェックインしようとしている人たちの列に並んで順番を待った。
が、ホテルは満室です、と言われたので、スタッフに支配人を呼んでもらった。

220: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:33:07 ID:Uu7yDv7A0

        r―-、     , -―/
        | ,  ' ´ ̄ ̄` 丶.|
        ∨         ヾ、
        /|  _   _   |\
       /三:\´  r―┐ `/::::::\  お客様、このたびは申し訳ございません。
       |三:::::::::::::: ̄ТТ ̄_::::::::::::::::l   本日はあいにく満室でして。
       |三:::::::|:::::::::::::|ll|:::::: ̄::|::::::::::|
       |三::::::|::::::::::::::ll:::::::::::::::|:::::::::|
       |三:::::|=::::::::::::|:::::::::::::::|::::::::|
       |三::::l三:::::::::|:::::::::::::::|:::::::|
        |三:::l三::::::::|:::::::::::::::|:::::::l
        E:::::」三三:::|:::::::::::::::L::::l
         lЧ、__:::⊥:::__,.|J! 
          L|三三::::!::::::::::::::L」 
           |三三:::!:::::::::::::|
              |三三::!::::::::::::|


        ____
      /      \
  o ○ o´  _ノ  ヽ、_ `o ○ o
.。゚   / o゚/⌒)  ((<))゚o\   ゚ 。  そうですか、残念です。
    | 0 / /(__人__)'  0 |     実は私はモンゴルズと一緒に行動してたんですが、部屋がないなら仕方ないですね。
    \ / /  `― '     /


どう見ても堅気には見えない風体のためか、私はホールではなく別の場所に通された。

221: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:34:01 ID:Uu7yDv7A0

       ,、                , 、
         l:. \         /.: i
        |:.:.  \  __ /.:.:. |
        |:.:.:.  ..::`´    `'.:.:.:.   |
       /:.:.:..:.:.:.::...          ヽ
      ,':.:.::.:.:.:.::.:.::..       -― ',
        l:.:.::.:.::.::.:.:.:.:.:.:...         __l       !? しょ、少々お待ちください。
       {:.:.:.:.:.:.:.:.:..::.:.:..:.:..  し  /  }       ………あの、クレジットカードはございますか?
      ヽ、:.:.:.:.:.:.:.:::.:.::.:.:.::.:...    、___/
          ヽ、:..:.:.:.:..:.:.:..:::.:.:.::.:.:..  ,/
       /:.:.:.:.:.       .:.:<


          ___
        /     \
        /  _ノ  ヽ、_ \        はい、どうぞ。
      /  /⌒)   ‐=・=- \
     |::::::::/ /(__人__):::::::::::::|   (, こ ┼'っ l, |
     \:/ /:::::トェェェイ`::::::::/         l     ノ
          `―‐'

私は支配人のオフィスに案内され、丁重ではあるが丁寧に追い出されようとしていた。
そのため、支配人に自分はモンゴルズと一緒だと言ってみた。
支配人はその言葉を聞いて態度を変え、いくつかの数字をコンピューターに打ち込んだ後、クレジットカードはあるのかと聞いてきた。
とどのつまり、ここリバーサイド・リゾート・ホテルでは、モンゴルズは顔がきくということだった。

222: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:34:57 ID:Uu7yDv7A0

         ____
       /⌒  ⌒\
      /( ●)  (●)\
    / ::::⌒(__人__)⌒:::: \      おーい、ヴィッキー!
    |     |r┬-|     |      部屋がとれたお。
    \      `ー'´     /
      >         <
     ( |        / )
      `|       /'
         |   r  /
       ヽ  ヽ/
        >__ノ;:::......


                 ....:´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:....
                  ,.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
              / :.:.:. /:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ヽ
                /:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:l:.:.:./://:.:.:.:∧.:.:.:.:.:.
            l:.:.:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:|\|//l:.:.:.:,′‐} :.:.:.:,
            l:.:.:.; ‐.、:.:.:.:.:リf 7刈|:.:.:,  ,' .:.:.:. :
.              l:.:.; ⌒ ヽ:.:. { 弋ツ \{  //:.:.://        え、嘘でしょう、ホテルはもう満室だって話よ?
               l:.:.ヽ ,  \       fマ/:.://         どうしてそんなことができたのよ?
             l:.:.:.:.:.0       ___ ゞ:/´
.               :.:.:.:.:.:ハヽ    (_У '
             ミ:.:.:.:{ノ  `  .   /!
                  `:‐}     __.〕::l {ノ


      _,,..-――-..,,_
     /      __ .`ヽ、
    /        /_   ヽ
   ./       ./,,旬丿   ',
  .,' ,.-―‐-   └''"´     l
.  l   ==  .、__ ) 人  .l       やる夫はこの辺じゃVIPだからだお。
.  |    ゝ__ノ_,,-'' ,  Y  /        あ、先に部屋で寝てるってロッキーに言っておいてくれお。
   ',       ー''"    /        部屋は444号室だお。
   ヽ _     -‐''"´  ヽ、
     __ ̄ ̄7        ヽ
 ,--、/./   /         ヽ
..|     .{   /   /        |
..|     `''‐‐--''"    /   .|
..ヽ_         ./       |
    `゙''-..,,_    /       |
        .| `''‐''´        |
      |             |

私は部屋のカギを二つ受け取った後、モンゴルズのメンバーと話していたヴィッキーに部屋がとれた事を話した。
彼女はほかの女性たちの部屋にもぐり込むつもりだったようで、部屋がとれたことにかなり驚いていた。

223: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:36:48 ID:Uu7yDv7A0

              || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||┌‐┐
              || ,~⌒ ~、_  _,,||.ノ l lゝ  |
             /'" ~    "''⌒ヾ_.|__  .!
            /''"´    ~    / ┻/| .|
          /'" `  ´   ~ ~`''|  ̄ ̄|  ! . |
         .,''""  '' ´  "   "' ')rl    | .|  !
        ''""~ ''     ,,     .. ,ヽ|___|/ ..|
      /`""''' ~ ^      ..  ノl
      (''"'"   ''"  ,, ..    ヾ
    '';~" "~          "' '/
   ,''"; ~  ''  ""  ,,_  _ ~)
  ( ((  l ,, '' (,, ,,( (;;,, ,,,ノ
   |_|`' 'ゝ、__ _ヽヽ,_、 _、、|_|


             ____
           /:::     \
         /::::::::::     \
        /::::::::::         \
       |:::::::::::::::         |
      /⌒:::::::::      ⌒ヽ/       参ったな…、しかたない。
    /::::::::::::            \ 
    /::::::::::::::          \ ヽ 

部屋のカギを開けて入ると、ベッドは一つしかなかった。
私はベッドに入らずに毛布を少しと枕をとって、カーペットに置いた。
キングサイズのベッドをロッキーとヴィッキーに譲っておけば、少しは点数を稼げるだろうと踏んだのだ。

224: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:38:32 ID:DEJqQlCA0

                   ."⌒ヽ.
                   ヽ  ,'
                    ゙、;´     シュピー……フゴー……
                  _(_`Y´ )
                /  `⌒´ \
               /  /;;:´~    \   、´`ヽ
             /           ヽ ⊂´rィ_;ヽ、
             |   、__/   `   `⌒ ̄ ̄`  >
  「`ィ、- -‐ャ,--─´⌒      ̄`,. ̄   ,イ  , -─ ´
 、'ゝ_ /,____`_     ゝ、          ヽ´
  X/          ̄`ヽ             ヽ
                |             、
                 |             ヽ
                |,´  `      ´   `ヽ
                /                ヽ
               /      .,_──‐-、      ヽ
               ′    /         、     ヽ
             , ′   ヽ'           ヽ,´    ヽ    ,-、
           ,イ     /              ヽ     ゝ- ´`'"ゝ
        l、` ̄      ,'                 l        `j ラ
        ヽ       i                  `、_  ,_  _.,~ノ
         ゝ- ‐ ^─´                   `  ̄

疲れ切った体を横たえると、すぐさま深い眠りに就いた。
そして、それから何時間かして、ロッキーとヴィッキーが部屋のドアを開ける音が聞こえると、私は目をつむったまま、寝たふりをして
二人の会話を聞いていた。

225: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:38:48 ID:DEJqQlCA0

                      ノ    __ ,
                   /::/,、ー'´/ー--ー/ __,,、
                /i/:::::::::::::::::::://:::::::::::: ̄//_,
               /i !i:::::::∧,_/´/:/::/ニニソ:::ノ
              ヽ、i::::::::/∨::/i::::/:::///:::::::::::二ニ彡
              ヾ:ヾ∨/:::/彡ミヘ"彡::::::二二ニ彡
               ∨ヾソ〃\:\  }:}"`ー-、彡彡彡
                /:/i!    ヾ:i  」i,,、-  彡/ヘ
                |/ !     斤7"リ      ソ )
                リ  ヽ   フ 、、,,,、-′   つ/
                    }           ゝ〈ヘ       ………へぇ。いい野郎じゃないか、やる夫は。
                      i           / i :iヘヘ
                   ' ー 、. ー - " ´      ! j ヾ;ヽ.
                       \    /    _,ァ:::'.,
                        ヽ-、-     _,、ー′: :∨ヘ、


                  .........:.:.:.:......
                ....:.:.´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ ........
              /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`:..、
.           ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: ヽ
         ,.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. :.,
.        /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,
       ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:,
      ,:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:lヽ.:.;:、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:.:.:.:\:.:.:.:.,
        :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.: |ミⅤ;;;\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
.      :.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l     ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ
.      :..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,      ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ハ
        l:.ハ:.:.:.:.:.:.: {ヽ :.:.:.:.:.:.      / 刈ハ:.:.:.:.:.:; ‐ 、:.:.:;
        |i |:}i:.:.:.:`:_\ :.:.:.:.,   / r=≠ァ:.:.:. | /^ ;.:. l
        l八 .:.:. :, Ⅴハ\:.ヾ   ´ Vrリ l:.:/}i 〉‐ /:.:.:l     ………信じられない、自分がとった部屋なのに床で寝てるなんて。
            \:.:ヽ ヽソ  \     ・  |/  __/:.:.:.:l
            \    }             /:.:.:.:.:.:.:.:. l
                ヽ   ′             | :.:.:.:.:.:.:. l
                 `   、ー_,      イ  !)ヽ、:.:./
                   丶      イ   /  ,:\
                __   ......: ┐ ´   /    /::::::::\

評価はしてもらえたらしい。私はその声を聞きながら、再び睡魔に身をゆだねた。

226: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:39:40 ID:DEJqQlCA0

        / ̄ ̄ ̄\
      /  ―   ―\
  __ /   ( ー)  (●) \       ____
   ( |      (__人__)    |      || 09: 00 || |
  \ヽ\__  `ー ´__/ \      ̄ ̄ ̄ ̄
    \( ̄ ⌒⌒⌒⌒ ̄⌒ ⌒ ⌒ヽ
     ヽ               \
      \               \


         ___
       /ー  ー\
      /o(>) (ー)\
~   /   (__人__)  ..\
~  |  l^l^ln ノ   ヽ,   |    ふあ~。よく寝た……
    \ヽ   L /⌒ノ´フ   ./
     . .ゝ  ノ. ̄ ̄´  <.
     /   /

私は翌朝9時ごろに目が覚め、シャワーを浴びて服を着て朝食を取りに行こうとした。

227: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:39:55 ID:DEJqQlCA0

              || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||┌‐┐
              || ,~⌒ ~、_  _,,||.ノ l lゝ  |
             /'" ~    "''⌒ヾ_.|__  .!
            /''"´    ~    / ┻/| .|
          /'" `  ´   ~ ~`''|  ̄ ̄|  ! . |
         .,''""  '' ´  "   "' ')rl    | .|  !
        ''""~ ''     ,,     .. ,ヽ|___|/ ..|
      /`""''' ~ ^      ..  ノl
      (''"'"   ''"  ,, ..    ヾ
    '';~" "~          "' '/
   ,''"; ~  ''  ""  ,,_  _ ~)
  ( ((  l ,, '' (,, ,,( (;;,, ,,,ノ
   |_|`' 'ゝ、__ _ヽヽ,_、 _、、|_|


             ____
           /      \
         /        \
        /            \
       |             |
      /⌒         ⌒ヽ/   (二人はまだ寝てるな……)
    /                \ 
    /    :          \ ヽ 

それなりに物音は立てたはずだが、ロッキーたちはいびきをかきながら、ぐっすりと寝入っていた。

228: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:40:19 ID:DEJqQlCA0


     , ' ⌒ ヽ.        |§|:.    , ' ⌒ ヽ..     |§|:.    , ' ⌒ ヽ..     |§|:.
     ||: : |: : ||        |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.
     ||―|―||        |§|:.    ||―|―||.     |§|:.    ||―|―||.     |§|:.
     ||: : |: : ||        |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.
     ||―|―||        |§|:.    ||―|―||.     |§|:.    ||―|―||.     |§|:.
     ||: : |: : ||        |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.    ||: : |: : ||.     |§|:.
         ̄ガヤガヤ.   |§|:.        ̄ ̄         |§|:.        ̄ ̄         |§|:.
 ====================|§|====================|§|====================|§|======: :
 圖圖圖圖圖圖圖圖圖圖|§|圖圖圖圖圖圖圖圖圖圖|§|圖圖圖圖圖圖圖圖圖圖|§|圖圖圖
 ====================|§|====================|§|======ガヤガヤ======|§|=====: :
          ∧_∧   ̄                ̄                 ̄::::::::::::: : :
         .(ΘsΘ)_                           /|
    ,ハ、、ハ  (∪⊂|_|           ∧_∧          .r' _ ヽ>
   彡*゚ーミ ,  ̄ ̄ ̄ ̄Ψ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ(∀`* )_          ヽ n‐`ノ
   と y )つ∇ (Ξ)  ゙┴ ゙(EE)∇   と ~:~  )||         ( ノ⊂)
   ||(;;;,⌒).゙|ゝ、    (ミ//)     ,イ( (~/⌒||      γ ̄▼ ̄ ̄Ψ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ
   || ̄iiJJ.|| | ̄|| ̄|| ̄| ̄| ̄| ̄| ̄||| しし ii ̄''||        | /bbb/  ゙┴゙  ∧ ∧O)∇ |
         ...| |  ||  ||  |  |  |  |  |||::::::::::::::.......::....      ||ゝ、  (///).   (  .,,)   ,イ::
         ..⌒⌒"⌒"⌒'⌒"⌒⌒"⌒"              || | ̄|| ̄| ̄| ̄| .ii''"~"''ii:  ̄|||::::
                                        | |  ||  |  |  | .||:::::.::. ||:   |||:::::
                                     ⌒⌒"⌒"⌒'"⌒|| ̄ ̄||"⌒"

               ____
             /      \
           / ─    ─ \
          /   (●)  (●)  \ (さて、今日はどうなることやら……)
            |      (__人__)     |
          \     `⌒´    ,/
          /     ー‐    \

レストランでは、モンゴルズのメンバーたちにあったが声はかけなかった。
アウトローバイカーの暗黙の厳しい掟として、フルパッチの会話に割り込むことは、私だけでなく、他の誰にも許されないことだ。
私はベーコン・エッグを食べてから、シコーニーに電話をかけて部屋に戻った。

229: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:41:23 ID:DEJqQlCA0


    _ , -‐=‐-..、_!\_
    >.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ト`ヽ,_.i
  _/..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ルイ
<.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_ぇ.:.:.:.:.:.:.:.:./
 ラ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヌ┘ .f::/ヾ^>,:ム'
 ヾ.:.:.:.:.:.:.:.::, へマ   .j,へ リ |
  l.:.:.:.:.:,'.::ん'     7‐=二メ、l
  ゞ.:.:.:.:人り    ト;:ヲ´  γ
   >、.:,ィfヲ    ,   ̄  丶,
_,イ>イ l l   弋ッ‐- .、 / 
>´  .l  iノ \   ` - '/
   rム     ト、  /
   }二===‐┴┐ ̄
  ノ::::::::::::::::::,:∈ゞl|
ミ≡==--.、::::::::::::卞,
      ノ:::::::::::::/∧

            ──- 、_
        /         `ヽ
       /            \
                       、
     / ./  '   /\/{     i  ,
.     ′′//   .|    | |  i .::|  |
    | /  |.|   .|    | |  | l |  |
    |i  ‐廾─-.|    |ー升十 !.|   ′
.    八 .:|化伝ア    ィ伝jア | | /
   / (\」 `¨¨     `¨¨ | |/)/
.      \| 、     {       レ′.′
.        | \   ___  / / 7
.        |   .|::.、     . ´! .{ |
       И .|:::::`><  .|  | !
.         八N  ̄\/ ̄ `ヽj__′


             / ̄ ̄ ̄\
           /⌒   ⌒ . \
         /(●)  (● )   \
         | ⌒(__人__)⌒     |       (話しかけないほうがいいな……)
         .\  ` ⌒´     /
          / ̄  ` ̄´    ̄ ̄)_
        / //       /'/ /  ⌒l
    _____./        ∧し'|;;;;;;;;;;;;|
  l'⌒゙l  /⌒ ヾ ../⌒ l\_..|'⌒゙|;;;;;;;;;;;;;|
  |  |─/  /─‐/  /─- |  |;;;;;;;;;;;;;|
  |  | .ノ_  /   ノ_  /   .|  |;;;;;;;;;;;;;|
  |  i ヘ__ソ   iヘ__ソ    .|  |;;;;;;;;;;;;;|
  |__|_ ̄_____ ̄______|__|;;;;;;;;;;;;;|

ロッキーとヴィッキーは、部屋に戻ったときには起きていて、部屋の中で動き回っていた。
なんとなく話しかけるのがためらわれたので、私は彼らの用意ができるまでテレビを見ながら暇をつぶした。

230: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:42:25 ID:DEJqQlCA0

.              /:::::::: \::::::::::\::::::::::::::`¨¨¨¨\)\ 、、
         ___彡':::`¨¨`\\::::::::::\:::::::::::::::: ⌒ヾV'W/ )
          '⌒㍉ヽ:::::::::::::::::::\\::::::::::\::::::::::\ :::::|::: //て
        ⌒ヾ:::::::`ー===ニニニ\\/" /`ヾ:〉》::::|:://:::/
 .          \):\::::::::ー-===ミ/  /    //\j///し
              ',::::',\:::/⌒ヽ彡  ̄/ ̄ミメ//  `7刈く
              ',:::|:::::::{ ⌒) "    弋戎ハ\  // |⌒\
            {从:::::::} イ       `ヾ ⌒/厶,,j   }
               〉:::\:○'                 {ネ/   丿
          /`ヽ//〉^Y                ∨
          /  / ,//           \ _  _   ゝ
_ ..  -‐==彡`ヽ/'⌒//、             ` ーヽ_r ´
. : ̄ ̄` 、::::::::::/   〈/ . :\  \          ┘
  .:\ ̄ ̄\/       . : :\  \     /
 . . . : :\  . : \       . :/-=ミノ\ _,ノ
    . . : : \  . : \     . : :/:::::://)
     . . : :\  . : \ . : :.:/^Y//


┌────┐
│        │
│       ..│
│        │
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└────┘

出かける準備が整うと、ロッキーはモンゴルズのベストのポケットに手を突っ込んで、コカインかメタンフェタミンと思われる白い粉の入った透明なビニール袋を取りだした。

231: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:43:43 ID:DEJqQlCA0

           ___/⌒\           _
         ┌‐'´        \___/::/〉
      //.       i   :| l____/::// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二ニ=-
    / ̄{.     ‘,   |    :|/////::/∠______________________二ニ=-
.   ///,∧ ‘, ‘,  :|    :|///:://                           __二ニ=-
  {////∧ ‘, ‘, {   :|/::/∠_________________二ニ=-
  乂//// \ \ ‘, \  |::::::{/

      ┌─┐
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                           /|
                         ./.  |
         :::::::::::::::::::::::::::::::::::     /  /|
                     ./   /|  |
      :::::::::::::::::::::::::::::::::     ./  ./l  |  |
                  /   /  |  |  |
                 /   /   |  |  |
               /   /     |  |  |


彼は私の顔の前にそれを持ってきて、もう片方の手で腰の鞘に入ったボウイナイフを抜いた。
ぴかぴかに光る刃が出てくると、彼はテーブルのほうに行き、ビニール袋のてっぺんに穴をあけて、テーブルに粉をこぼした。

232: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:44:22 ID:DEJqQlCA0

               .,____     iヽ,
                フ‐     ̄ ̄`''‐ヽ,\
            __,...r‐'´   ヽ、.,_        ` 、ヘ
           ∠,__    \`‐ヽヽ、`' 、 ,x      \\  /
          ,./_,.,...‐‐<'''''ヽ      `ヽ\  ,     ヽ/i
         〈'''..,   ‐‐ ,,,ヽ  ` 、\\ ヽ `'V',      i
          iヽ ' ' ,.,―   `''‐/^``''‐x,,,_\ ヽ, ii i  _,. ‐∠ /
          ! ヽ.   ''' ‐ ‐,.,../  ,./  `'ゥ、 ∨レ' , ' , '/
          i' , `ー .......,r‐'´   //   // ;ヽ,_i_,.,,..,,、i /
           !' ,_    /  '''''''‐/‐.,,、 i;:i ',  ;  ; ,ヽ, ヽ〈
           i  rヘ、 i;     rト‐ァ._\i:i ', ;  , ' i ',〈i i
           l i ;,.`' , '     ヽ k' ,ノ i\、', , '  // レi
           i !;  v      `'ー‐' ,;'`',. ,. ',' , ‐.''、 /’
            ',i ',  ',;              i! iヒノ/,i
        __,,,,;:;:;::∧ヽ...;              i! `'''´ i
__,,..――‐'''''i;:;:;:;:;:;:;:;/ Y‐ァi     、         i   /        あぁあ……効くぜ……
       ',;:;:;:;:;:;/  〉〈 : |     ゙`==ェ __  :; _,.r' /
      _,..‐'___,/  i i : \       ...゙`''''  /
 _,,. ‐'''' ̄  / `く   i: i :   \         /i
'´      /   `‐.,_|: i :    \.     /i: |
    _,../       i:: i‐.,      `ァー '  |: i
―‐''´  ' ,       `´  `!__   , 'r'''i    i::: i
      ` 、        / __ ̄''''^| l     `'´
        ' 、     /   i i ̄'i! i`' .,


__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――  ___―― ̄ ̄___ ̄―==
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄―  ――――    ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―   ――――    ==  ̄ ̄ ̄  ――_―― ̄___ ̄―
                         , ' ´              ノ     ┌┐ r‐――‐ 、
                         /   u        xzz    )       | |  | r--- 、 l
                         /          ,,,>==´ ̄     ヽ.    | | └┘ ノ ノ
                       /ミ=zx、、   i ゞ、≦xz==x      . i      | |    i"´/
                         /. ,z==、ヾ  ゝ  〃 /⌒ヽ ヾヽ    く     └┘   └┘
                     / イ/ ( ) ミ  ⌒ゝ ヽ-‐ゞ=''─-''′   厶,     ┌┐   ┌┐
                  /  ` ̄ ̄ ̄イ ´r彡 `""ヾ          ヽ   └┘   └┘
                    /    /       ヽ   。          レ、⌒Y⌒ヽ⌒Y⌒ヽ
                      {    {    {      } ι              ,'
                    i     ゝ、_ノ\__ ノ                /  (おい…まさか。片方は彼女のだろう?! 神様!)
                       ',
                       \      `ー-一                /
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐― ̄ ̄―‐―― ___ ̄ ̄―――  ___―― ̄ ̄___ ̄―==
―― ̄ ̄___ ̄―===━___ ̄―  ――――    ==  ̄―― ̄ ̄___ ̄―===━
__―_____ ̄ ̄ ̄ ̄‐―   ――――    ==  ̄ ̄ ̄  ――_―― ̄___ ̄―

彼は粉をボウイナイフで切り分けて、二本の線にした後、屈んで一本を鼻から吸った。
私はもう一方がヴィッキー用であることを祈ったが、祈りは通じなかった。

233: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:45:13 ID:DEJqQlCA0

                   ______           k.、
                   `ヾ、: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄'''''ヽ.ヾヽ、
                   _,,r''´:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`’:.:.`ヽ、 k.、
               _,,r''''´:.:.:.:.:.:.:.:_.:.:.:.:ヾヾ、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ヾ;、
             <,;,_;r:.:.:.:.:.:.;,_:.:.`、 ̄''''`ヾ、:`ー-,;,;,;,iヾ.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヾ:`.、   /!
             ,r'´:.:.:._,;r--;,ヾ'''''''ヾ、:.:.:.:.:.:.`ヾ、:.:.:.ヾ!:.`:.、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`、/:,!
            /-‐''''´:.:.:.:.:.:.:.:.:`ヾ、:.:.:.`ヾ、:.:.:.:.:.::`:、:.:.`、:.:.:`ヾ:./!:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:l
            i,`ヾ,;_.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ー:.;r‐--:.,_.:.:.:.`ヾ:.`:.:.:.:.:V:.l.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:,!
            !:`、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/    >ー-、:.:.:.:.:.:.:.:,!:.l:.:.:.;r‐'''7,r'''7
            l.、:.:`:、.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_;/   ,r'';´    `>;、.:.:.:.:.:.l.:,/:./.:.:.:.:/
               !:ヾ.:.:.:`ー--:.:.:.:,r‐'''´___  / /   ,r'´;/ `ヾk_,;',;,;,;,;,rz,;.:/
             !.:.`、:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.;7     ̄'l'7-、   !:.:,/ ',    ,' `、 `x;!
                l:、:.:`:、,;_:.:.:.:.,/ ー- 、-' _,レ--.,`、 l:.:,!  ',   ;   iヽ/ヾ'i
             !:`、/ r、 `、;! '''''''''''ヽ `、  ,r‐,、ヽl.:.l    ;  ,'   !:.lヾ!l:.!
             l,:.:,! ,r'´`、      ヽヽ ヽ.'_ノ l;/ヽ  ; ;  ,,r'l:/-レレ
               !.:! i `ー-/        `ー‐‐''   -、  ; ,r',;--レ、,r'
              !:.! l   i _,,,r'''''''''‐‐--        ` ``'!'7_,,ノ /
              ,rl;ヽヽ  !                 i l``ー-´ !
       ____,,,,,.-‐'" l. Vヽ`ー''      /`          ! ! 、  i
_,,r‐''''''' ̄ ̄:.:.:.i i    y'  l''''7´i  ,r‐'   ト、           ! !  i_ ./
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽヽ  _,/  l-l’; !,/     ト、,,,`'''‐‐-..,,___^ _,r''´  /       やる夫、お前さんには量が多すぎるか?
.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._ゞ'''´/   l  ! , ` 、/    ヽ _ ̄''‐-- ,,_ /   /
:.:.:.:.:.:.:.:.:_,;r‐'''''''´ /';''/   !  l ,   `、      ̄''‐-- ,,_/ ,ri'´
_,;r‐'' ̄     ,/  `.、  l  ! ,    ` 、     `   ,ri' l
        ,/′    `ヽ、!  ! ;     ` 、     ,r'’ l  l
      __,/          ! ,!,,__       `ー;‐-- '′  l  l
_,,,,,,..-‐" ' ,         `''′  ̄!       ,'_,,!ヽ     l  !
       ' ,              /`ー‐‐--‐l   ,!     l ,!
          ' ,         /`ー┐,r--l  l_      `’


           ___/⌒\           _
         ┌‐'´        \___/::/〉
      //.       i   :| l____/::// ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄二ニ=-
    / ̄{.     ‘,   |    :|/////::/∠______________________二ニ=-
.   ///,∧ ‘, ‘,  :|    :|///:://                           __二ニ=-
  {////∧ ‘, ‘, {   :|/::/∠_________________二ニ=-
  乂//// \ \ ‘, \  |::::::{/

ロッキーは私の方を向いて、ナイフを持ち上げて刃を顔のすぐそばまで持ってきていいはなった。
その言い方は、質問ではなく挑戦であった。

235: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:48:01 ID:DEJqQlCA0

    *   ____
  + 。 / \  /\ キリッ
    / (ー)  (ー)\+ 。 *
   /   ⌒(__人__)⌒ .\   いや、ロック。ちょうどいいさ。むしろちょっと少ないくらいだお。
  。|      |r┬-|    |  + あ、やる夫ちょっとトイレいってくるお。。
   \     `ー'´   /
     \ ,,,,    ,,, / + 。
建前
──────────────────
本音
  /      ,,-‐'、      \
  |     | |  |      |
  |     | |  |      |
  |     | |  |      |      やっぱりかよ、畜生!
  |     | |  |      |
  |     |r┴-|      |
  \::::::⌒(~~人~~)⌒::::: /
   o。((_)) ((_))。o
     \~ノ  ヽ´~/


           ____
         /   ∪  \
       γ⌒) ノ三三三ゞ(⌒ヽ
      / _ノ (>)三(<) \ `、    (くそ、くそ、どうする、どうする!?)
     (  <:::∪:::::(__人__):::::∪|  )
      \ ヽ ::∪::::` ⌒´∪:://

私はロッキーとナイフを回避して、バスルームに入った。
私はどうすればいいだろうか、ロッキーを長いこと待たせるわけにはいかない。
もしもあの粉を吸わなければ、彼は私にあのナイフを突き立てるだろう。
そんなことにはなってほしくはないが、あの粉を吸った時点で捜査は全ておしまいだ。
出来るだけ早くホテルを出て、シコーニーと連絡を取り、病院へ行かなければならない。
そして、潜入捜査の間にドラッグを強制された捜査官として、書類仕事に根気良く取り組まなければならないだろう。
このラフリン・ラン・パーティの途中で、ロッキーが私を数時間も自由にしてくれるはずがないことも分かっていた。
ちょっとでも不信感を抱かせたら、それで全て終わり、彼は二度と私を信用しないだろう。

236: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:48:57 ID:DEJqQlCA0

        ___
       /_ノ  ヽ\
     / (_) (_) \
   / u   (__人__)   \
   |      |i!i!i!i!| u    |     なぁ、ロッキー。ストローくれないか?
   \  u  |;;;;;;;;;|    /      やる夫はいつもストローで吸ってるんだお。
   /     `⌒´    \


.              /:::::::: \::::::::::\::::::::::::::`¨¨¨¨\)\ 、、
         ___彡':::`¨¨`\\::::::::::\:::::::::::::::: ⌒ヾV'W/ )
          '⌒㍉ヽ:::::::::::::::::::\\::::::::::\::::::::::\ :::::|::: //て
        ⌒ヾ:::::::`ー===ニニニ\\/" /`ヾ:〉》::::|:://:::/
 .          \):\::::::::ー-===ミ/  /    //\j///し
              ',::::',\:::/⌒ヽ彡  ̄/ ̄ミメ//  `7刈く
              ',:::|:::::::{ ⌒) "    弋戎ハ\  // |⌒\
            {从:::::::} イ       `ヾ ⌒/厶,,j   }
               〉:::\:○'                 {ネ/   丿
          /`ヽ//〉^Y                ∨
          /  / ,//           \ _  _   ゝ
_ ..  -‐==彡`ヽ/'⌒//、             ` ーヽ_r ´        ストロー? ここにゃそんなもんねぇよ。
. : ̄ ̄` 、::::::::::/   〈/ . :\  \          ┘         札を巻いて使えよ、10ドル札くらいあるだろう?
  .:\ ̄ ̄\/       . : :\  \     /
 . . . : :\  . : \       . :/-=ミノ\ _,ノ

全てはこれからの数秒にかかっていた。
私はバスルームを出ると、思い切ってロッキーにストローをくれと言ったが、ロッキーは10ドル札を使えと言ってきた。

237: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:49:20 ID:DEJqQlCA0

           _______
             //        / /j__
          //ニニニニニニニニニ/ / /
         _//ニニニニニニニニニ/ / /
     / //ヽ____.  / /
    /У ̄____ノ       / /
   /   ノニニニニニ -、r__/
  /   //_o__/〉 /./
. /  //     ///./
  / /_ _____// .//
  '===============´´


                /⌒ヽ
              . /  //
              /  //
             /  //
            ./  //
              /  //
             . /  //
             /  //
          /  //
            ッ芝ヾ
         .ヾニジ

札を引っ張り出そうとポケットに入れた手は震えていた。
ロッキーとヴィッキーは私が札で細い円筒を作るところをじっと眺めていた。
私はロッキーを、そして白い粉の線を見た。

238: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:49:35 ID:DEJqQlCA0

               _____
             / '⌒ヽ  ; '⌒゙\       ||  ||
            /        ∪     \      ||  ||
          / /´  `ヽ   /´  `ヽ \     o   o
         /  (   ● l    l ●   )  \
       /    ヽ_   _ノ   ヽ_  _ノ  ; \
       |  ;  ''"⌒'(    i    )'⌒"' ∪  |
       |  ∪      `┬─'^ー┬'′      |
        \          |/⌒i⌒、|       /
         \       !、__,!    U  /
         /       、____,,      \

その時、突如ひらめいた。
ロッキーとヴィッキーはベッドのそばにいる。
今すぐ動けば、粉と彼らの間に入り、彼らに背中を向けていられる。
そうすれば、こっそり粉をテーブルからはたき落せるかもしれない。


              ―‐ 、
         /    .:ヽ
       /        :,
       |         :}    (チャンスは一度きりだ)
       \       .:ノ
       /      :|
      (_       :|
      | i !       .!
      (__ゝ ____ノ


        _  ――
.       Y´ ̄´            ̄` 、
       ヽ      - 、 〃       、
          ー‐ Y     Y、           、
             /|i...:::::  _l:::`ヽ    彡   ',
.         / | ̄   :|   ` 、ノ    ,
.      Y´     { ,,,,...     / |       ,
       {    ィ、      |ーく         ',
:::::::::::::::::::::: `,ー ´  ハ          ヽ ノ    ヽ
:::::::::::::::::::::: /   ノ }       ∨ ヽ /       ',
        〈   , '        ヽノ´            }
        ー‐' ヽ   l       `ヽ        /
            \,ノ                /
.             /                 /
             {                   /


もしも見破られたら、ロッキーは私をナイフでずぶりと突き刺すだろう。
危険な賭けだったが、やるしかない。
私はロッキーと粉の間に移動し、札のストローを右手に持ち、粉の脇を強く吸いながら、左手を少し丸めてテーブルから粉を払い落した。

239: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:49:54 ID:DEJqQlCA0

    _ゝ_ゝ、ミミーz |\
    _>       ヾ \  |\
 <´               `ヽv ヽ
 /      __N\    __   ゝ  ,r
/-ー=三三 ̄        N\  \  | ノ /
-ー==≡三 ̄      Nヾヽ、     ∨ /
ー=≡三.         |    `t       /
            /    //`ーt、  /
          z´      / !  /ノ`''《
    /´二ヽ,,,,ミ  ー──┼、  .ソ   !
    ! ヘ !       z=tゝ\(    .j
    !   i       ヽ  (レ\ r'´
ヽ   ヽヽ ゝ         ¨¨    },
 ヽ   \a r   ヽ         ヽ        ……………
  .,ゝ zf´.|=|∧            __  ゝ
 /´)´  | |  !             <
  ノ   | |  \      ヽ=二、´
 ヌ、   |. 」    \        .r'
    ̄ `  、     \      /
        ` 、   ノ\__/
           ` く

 ,r'ニニニヾヽ、       \/〈     //ニニニヽ、
("´ ̄ ̄ヾ))     __〉,ヘ   ((/ ̄ ̄`゙`)
|   、ィ_ノと)'   /"\三/"\  (つ(_,,ア   |!
i|   ` イ_/  ./((○))三((○))\  _Y   |!
.ヽ、  ' (  /   `゙(__人__)'"   \ / `  /    おおおおおおおお!!!
  \  \l     i|    |!     l/  /
 l|l  \   \  、i|,/⌒ヾ、|!;,   /  / |l
     \  ヾ   `ー一'´  ィ    /   i
        ヾ、    ``"´      /
   ゚   |!  Y           ィ |!  。
   ,.  '  、/               ヾ ´ ’  `
 ゚, i! `| ゜、l!            i|!; ゚ ゜ 。

ロッキーが私越しにテーブルを見ようとしたので、私はすぐに背筋を伸ばした。
粉は消えていて、私はさらに数回鼻をすする真似をした。
大きな雄たけびを上げた私は、そのまま頭を左右に振った。

240: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:50:37 ID:DEJqQlCA0
               .,____     iヽ,
                フ‐     ̄ ̄`''‐ヽ,\
            __,...r‐'´   ヽ、.,_        ` 、ヘ
           ∠,__    \`‐ヽヽ、`' 、 ,x      \\  /
          ,./_,.,...‐‐<'''''ヽ      `ヽ\  ,     ヽ/i
         〈'''..,   ‐‐ ,,,ヽ  ` 、\\ ヽ `'V',      i
          iヽ ' ' ,.,―   `''‐/^``''‐x,,,_\ ヽ, ii i  _,. ‐∠ /
          ! ヽ.   ''' ‐ ‐,.,../  ,./  `'ゥ、 ∨レ' , ' , '/
          i' , `ー .......,r‐'´   //   // ;ヽ,_i_,.,,..,,、i /
           !' ,_    /  '''''''‐/‐.,,、 i;:i ',  ;  ; ,ヽ, ヽ〈
           i  rヘ、 i;     rト‐ァ._\i:i ', ;  , ' i ',〈i i
           l i ;,.`' , '     ヽ k' ,ノ i\、', , '  // レi
           i !;  v      `'ー‐' ,;'`',. ,. ',' , ‐.''、 /’
            ',i ',  ',;              i! iヒノ/,i
        __,,,,;:;:;::∧ヽ...;              i! `'''´ i
__,,..――‐'''''i;:;:;:;:;:;:;:;/ Y‐ァi     、         i   /
       ',;:;:;:;:;:;/  〉〈 : |     ゙`==ェ __  :; _,.r' /
      _,..‐'___,/  i i : \       ...゙`''''  /           上物だろ、えっ、やる夫?
 _,,. ‐'''' ̄  / `く   i: i :   \         /i
'´      /   `‐.,_|: i :    \.     /i: |
    _,../       i:: i‐.,      `ァー '  |: i
―‐''´  ' ,       `´  `!__   , 'r'''i    i::: i
      ` 、        / __ ̄''''^| l     `'´


 *o ゚ |+|   。*゚  +゚ } o  |*  o。!    |!
 o○+ | ∨    | {r|! *l:     + |!*l::j o ○。
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 |o   |・゚ ,.‐- .ハ       イ | * ゚   |      最高だお!
* ゚  l| /    、` ニ ´ ノ  ノ   o.+ | ・
 |l + ゚o i     ` -、{! /_   \  ○・ |o゚
 o○ |  | ヽ.     ヾ´    ̄  `ヽ  *。
・| + ゚ o }  }                ヽ O。
 O。 |  | リ、  ..:::        ..   l 。
 o+ |!*。| / `ー::::       , ヘ:::::..  | *
 |・   | ゚・ |/   /  :::... ..   /:::/ | ::..... { |
    |_|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_|
    >
  /\  ──┐| | \     ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
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      \ _ノ    _/   / | ノ \ ノ L_い o o

ロッキーはにやりと笑って私を見た後、メタンフェタミンに力づけられ、勢いよく立ちあがった。

241: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:50:56 ID:DEJqQlCA0

___________________
                           /|
                         ./.  |
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                    ./  ./l  |  |
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                 /   /   |  |  |
               /   /     |  |  |



               {           ヽ
                  ノ              }
                イ _      _    〈
                  冫´  _,-___ヽ  冫
                 ヽr≦  { r―‐y  ̄丁/
                 |     |-云-|    }
               ',    !≧≦リ_,イ
                  丁  i l 芥ヽ| i {
                  i   | |><| | |
                  |   | |、 /| | |
                  |   | |/ \.| | |
                  |   | |ヽ/ l | !
                  |   | |´⌒`| | {,
                  !   | |冫<| |  }
                  ',  , /><{ } イ
                    } // > <ヽヽ |
                |, -、二二二,-V グリグリ
                {         !
                     i‐------‐ '´ リ
                     廴n_rL_rュ__「´

テーブルの下のカーペットに、メタンフェタミンの粉が落ちているのが見えたため、急いでブーツでそれを隠して
カーペットの中にそれを押し込んだ。

242: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:52:08 ID:DEJqQlCA0

        ____
      /     \
     / _ノ  ヽ__  .\
   / (○)!i!i(○)   \        (あ、危なかった………)
   |   (__人__)  u    |
   .\   )t-ツ     /
    /   ⌒´      \
    \_(__)      i\(__)
     |          |

私はロッキーとヴィッキーの後について、ドアに向かった。
この早技は果たしてうまく言ったんだろうか?
もしかしたら、二人はちゃんと見ていて、他のメンバーがいるところで私のトリックを暴くつもりなのかもしれない。
実際、あと一人他のバイカーがいたらあの手は絶対に使えなかっただろう。
週末の間ずっとそんなことをやっていられないことも分かっていた。
薬物の問題はほかの手を考えなけらばならない。
さもないと、この潜入捜査自体続けられなくなる。

243: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:53:16 ID:DEJqQlCA0
                                 , ' ´三三三三` 、
                               ./三三三三三三三三\
                              ./}三三三三三三三三三三{ヘ
                             ム、三三三三三三三三三,f'弌
                              V 乂\三三三三三三/ ノ三l
                             v三{`:..、\三三三三/, ´}三il
                                V弋:::::::\ヽニ川ニ//・ ノニ/
                            {\_>一'´ヽ}´|` レ'` ーく_/}                 ∧
                               ヽ ヽ〉‐一´/|\`ー‐く/ , ′               / l
                                 V |\ニニニニ|ニニニニ/|//                  /  {
           |\                }. レ'`V´\|/`V´\j {              /    {
.             {i  \           -=≦|... \. `ー个ー´ / ’=-  ≧=-  ___/    {
.             ly'   \      ...   -=ニ人  .\.三|三ニ/ . j}三‐‥…━ ≦_  ̄ ̄ ̄`丶、}
           :.く      ` -‐━≪ __三二ニ=-‐ ‥.`¨¨¨¨´.ミ、r'´ g‐z   \||||||||||||||、ミミミミミ)` 、
            }   ,Z^´ミミミミ}√||||||||/    g‐z __ ‐三.:ハ ニ- ¨”     \|||||||||||\=-
           }   ^;;ミミミミミ..:/|||||_ /     “¨        Ⅵ}ニ    g‐z    l||||||||||||※ニ=-} 、  ‘,
             ./ニ ニ=- -=ニ/-=ニ三‐              V}ニ     ¨”    |||||||||-=三}ト、二ニ=- ;
          ./ニ≡ _≡-=二二/Z _||||||||l           _  __ }j三二=-     - = ニ二三:/⌒`ヾニ= {
          i ニ三二ニニ -=ミ%ニ二ニ=-|||> - - = ニ 二 三三≡‐ノ^ヾ三三三二二二ニニ=-イ二=-      ``
            ┃ニ三二   ;/∧∴.二三三三三二二 ニ ニ=- ≪ G;)}  ̄ …==--≦三三‐{二 ニ=-   {:.    、
           ┃:ニ≡    / //∨三≧=--- ‥…-=≦ : : : .   }二: .     ‘x=ニ三三ニ】二ニ=-    \    ハ
            _】       /  //;三三二ニ=- ≦      : : : -={三ニ: : . . . : : ニⅩニ三三{三三 ニ=-      :,  }}
         ./       /     ,’三‐|||||||||- =ニZ __   -=ニ二≫ミ÷z三ミメミ二友__圦 ‐三王三三Ξニ=-   ´、 从
       /  //  /  /   .::/三Ξ‐|||||-=≡ニ二三三三≫:'^: : : :Y: : g‐z: .\三三‐ ≫‐ニ}、三 、三≡==-  j}  ≧  、
       .i   .:/  /  .′  =/三Ξニ‐|||||||||||二二三三≠ : : : : : : :!: : ¨” : : : :\≦三‐ ニ /^\三\三Ξニ=-   - =ミ、 \
        |   ./  〈 .:///=二/三气ニ=-|||‐=ニニ二三三/.::::::::::::::::::::::.! ::::::::::::::...:::三ニ=‐ 二:/   ※三\三≡≠      \ fれィ
.        |  /  /:Ⅴ/////∧三‐ ヘニ=-|||||| ̄三三三《.:::::::::::::::-‐==辛==‐三─≪三‐ :iZ /      ``ヾ ※Z^Y{_       __) {
           モンゴルズ・サンフェルナンド・ヴァレー支部長“ドミンゴ”(ジャギ)※仮面付けてますが実物は黒髪ロン毛です

244: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:53:34 ID:DEJqQlCA0

下のロビーで、サンフェルナンド・ヴァレー支部のトップであるドミンゴという恐ろしい顔つきの男に出会った。
ドミンゴはロッキーよりも少し若く、二十代後半だった。
しかし、めいっぱいタトゥーを彫り入れたその身体はまるで消火栓のようで、身長は170ちょっとだが体重は100キロを超えていた。
彼はベルトまで垂れている長い黒髪を太く編んだ、肌の色が明るいヒスパニックであった。
後で彼の犯罪歴を呼んだところ、彼はロサンゼルス郊外のナイトクラブで起きた大乱闘に加担し、モンゴルズが関わった銃撃戦にも参加して
逮捕されていて、刑期を終えて娑婆に出てきたばかりだった。
そのさいは一人が射殺されたが、ロス市警はモンゴルズのメンバーをだれも殺人罪で告発できなかったため、ドミンゴは殺人罪ではなく
重暴行罪で州立刑務所に送られていた。
また、彼は元々ロサンゼルス支部のフルパッチだが、サンフェルナンド・ヴァレー支部で内輪もめがあり、それを収集するよう“マザー”本部
の代表が最近彼を派遣したことも知った。

245: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:54:02 ID:DEJqQlCA0

                    __ー-===‐ーー''""`ヽ、___ iヽ、 、
                    \;;;`ー-->;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;i;;;;;ヽ ;}
                 <二ニゝ;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;∨i ,
                   \ヾ==< ̄`;;` ̄>、;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;i/i
                   ヾヘ; ̄ ̄`::::ヾ:::::::::::::::::\;\;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;レ
                    !::::ヘヘ::::::::/ `7;ヘ、::::::::::::::::ヽノ;レノ/ノ;i
                    !;ヾ;;ヾ\;/  /;/  `ゝ、::::::::::iソ:::::::::::::ソノ
                     !;;ヘ>"   !;!   // \;/ヘ"ヾ:::::/′
                        i ゞY ー-、,_|!    !;i    i;:〉 !;;i′
                    人{  ___.,,,,≧trュ、_i;!    _,i/,,、ノ!;!
           ____    _,,、=クトし、  `ゼヅ¨`  ≦fセュ7 i/
      ヘ__/´:.:.:.:.:.:`ー≦三ソ'l.:.:.:.!! :i             i     /___ _
     /.:.:.:.:.: ̄ ̄ ̄`'ー、ヽ二.:.:.:i.:.:.:.||八          i   /  `ヽ:.:.:.`>....、
   ヘ/__,,,,====¬;,.:.:.:.:.:.:ヽ_∧.:.:!.:.:.:.:.、ヘ   、 __ ''′ ,イ:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.ヽ:.:.>.、
   ;|.:.:.:,'.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`'ー、,_:.:.:∧.:.:ヽ.:.:.:.:.:.ヘ  `ー--'´ /⌒i.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:i
  /:!.:,'__,,、 -==¬:::_:.:.:.:.:.:.:.`'┤:i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:ヽ   ´ /ソ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:!
  /:ノ´.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:`.:、,:_.:.:.:.:.:i :ト;;;;;;;;;;;;;;ヽヘ二`ー-..タ∧;;;;;;;;ノ:.:.:.:.:.:.:. ノ:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.i!

                               .,. -─- 、
                              /,;:;:;;;;;:;:;:;:;:`ヽ
                             ,'.:..:.:.:.;;;;;;rrrr、:.:.:ヽ
                             l::;ィ'´;;;;' `ヽ。-、ヽ.::!
                            {ミレ'"´. ,.. ¨¨`,ィ;;彡
                            {ミ!. i i::i l.:::! l:l .l:! l;;彡
                              iト、i i:::iノ:::l/::l/::!ノ:::|      /l /l
                            ト、     ヽ入:::::::::::::::::::`VⅥ    _../ レ' ..!
                    ト、. ! Vl ,..ィノ::`1 ミヽニニ彡'´ L:爪Y´./l  `` ヽ
                     | ヽ| 〃/./:::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄:rl / .l.:.:.:.:.  /ト、
                     ィ´ヽ ノ/ /  :::.人::::::::::::::::::::::::::::::::!!::! ゝ '  /.ィ´ `ヽ
                     ト、, ´/ ./:::''  ::::`Y::::::::::::::::::::::.人::::::// .i! /  ´ ;;   .゙、
                   r V.:.:.i  / ,::   |:::::::::::::::::::::::::::::::`Y::  !' ノイ i  :;:;:;;:;゙゙゙´: .

ロッキーとドミンゴはモンゴルズ式の握手をした。
ロッキーが半ばささやき声でドミンゴにこう言ったのが聞こえた。
「やつはオーケーだ」

246: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:54:28 ID:DEJqQlCA0
                       .,. -─- 、
                  /,;:;:;;;;;:;:;:;:;:`ヽ
                    ,'.:..:.:.:.;;;;;;rrrr、:.:.:ヽ
                  l::;ィ'´;;;;' `ヽ。-、ヽ.::! 
                {ミレ'"´. ,.. ¨¨`,ィ;;彡.    ドミンゴだ。
                {ミ!. i i::i l.:::! l:l .l:! l;;彡
                 iト、i i:::iノ:::l/::l/::!ノ:::|
                 ヽ入     `VⅥ           /l /l
             ト、    `1 ミヽニニ彡'´ L、、、,,_   _./ レ' ..!
          ト、. ! Vl ,..ィ´.:j! ',::,,,,,/ ,::′ ,' `ヽ`ヽ`Y´.:./l  ``ヽ
          | ヽ| 〃/.:.:.:.j!...',;,,/ ,::′,,,,,........リ ノ.:::l / .l.:.:.:.:./ト、
        ,.ィ´ヽ ノ/ /  ;;;'''゙゙゙゙`,.''''゙゙゙´    {: :i i!.::! ゝ ' /.ィ´ `ヽ
       ト、/ ト、, ´/ ./:::''  .人 ..:;;′ .人   .:i: :.! i!:::!.:.;.ィ彡'´ ;;   .゙、


      ____
     /\  /\
   /( ●)  (●)\         やる夫だお、よろしくだお!
  / :::::⌒(__人__)⌒:::::\
  |     |r┬-|       |
  \     ` ー'´     /


ドミンゴは私にうなづいたが、握手は求めてこなかった。

247: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:54:47 ID:DEJqQlCA0
   キャー!                      ワー!
           ワー!                                パチパチパチ
                                                        ウォー!
MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVvvMvyvMVvvMVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、MVvvMvyvMVv
Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘΛ_ヘ^-^Λ_ヘ^-^Λ_ヘ^Λ_ヘヘ _,.ヘ ,.ヘ ヘ _,.ヘ ,.ヘ
ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λヘ _,.ヘ ,.ヘ ヘ _,.ヘ ,.
ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ ヘ _,.ヘ ,.ヘ
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/`ー‐--‐‐―´\ /`ー‐-  /`ー‐--‐‐―´\   /`ー‐--‐‐―´      /`ー‐--‐‐―´\   /`ー‐--‐‐―´\

  rニニニニニヲt、     rニニニニニヲt、     rニニニニニヲt、      rニニニニニヲt、     rニニニニニヲt、
 ノ         ヽ    ノ         ヽ    ノ         ヽ    ノ         ヽ    ノ         ヽ
 |           |    |           |    |           |    |           |    |           |
 |  ノー┼―    .|    |  ノー┼―    .|    |  ノー┼―    .|    |  ノー┼―    .|    |  ノー┼―    .|
 |    ―┼―    .|    |    ―┼―    .|    |    ―┼―    .|    |    ―┼―    .|    |    ―┼―    .|
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 |   ビ ー ル   |    |   ビ ー ル   |    |   ビ ー ル   |    |   ビ ー ル   |    |   ビ ー ル   |
 |           |    |           |    |           |    |           |    |           |
 |           |    |           |    |           |    |           |    |           |
  寸ニニニニニニイ     寸ニニニニニニイ     寸ニニニニニニイ    寸ニニニニニニイ    寸ニニニニニニイ


ホテルの駐車場のモンゴルズの専用のスペースに行く途中、さらに大勢のモンゴルたちに出会った。
足跡に作られたステージでは、ロックミュージックが大音量で生演奏され、冷たく冷やされたビールが飛び交っていた。
大音量音楽と大量のビールさえあれば、モンゴルたちは満足だった。
それに、恐らくは叩きのめしてやる敵がいればもっと満足だっただろう。

248: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:55:09 ID:DEJqQlCA0

ll|:::   ::chb::   :;リ ;i'      'l,:::::  :::(;=⌒=,)"'  :::|3   彡((レハ//l//ノ"  'jiリl;,   _,.-::,,-ー-:,,,,
"';:::  ,r''''''''ヽ,  :;l'"ゝ ,..:-ー''''''ー-;., ,,,,,,,," ",,,,,,,,,_;; ノ::l'    リ彡'""''-:;  .;:==''#'"ノ》:; /'"//ヘヘ 》,, "':;..,
,,,::-;,_    '''''   .ノ、 /"::::;;;;=====;;;;#;:,  ..,,,,,..   "::/ノヽ_ i巛:: "="'::  : '"="'"/ノ'///ル》ヽ\  \ \ヽ
;((''""ヽ::,::::::::::-''"/"/::ノミ ,,,:::::-,:: ., "';; ミ :::::::::::::::,.;;;;;;;//  /'ヽq:::  :::::: ,.; "'- ::;3//《ハソ/|ハヽ\》ゝ 丶\ゝ
:; ;; ; ,;;,,;ゝ., ̄'''"-'''l'彡ミ  '_,_,;=;,._  ';. ミ:..,,,,,....::-''"o _ _'"_''"l::::  ::く:::. >  ::ミ;;'リ// レ/ u \ヽiiハlヽヽハ ; ,ル;
 ; ,/ /ハ,,ヽヽ,/'::::'" d::ミ;:⊂・.::: :ヽ:・⊃;::b"'" ,, ,.;;;'llll|||||||||lll||llii;;;;.,,:::''"二"'; ;;/l i'リハ/-ーー::,,ヽミリll 》 y iハヽ
(rハf/人ミ )S ;:::  い::    ::::  :.,   : :ソ  ,.;;illlllllllll::il//ハllヾilll,,ゞi::, ::::::::  ノ/ヽリl リ::"=・=::: i jハレ'l //i ソl
'"''"''  ;'ノノ;, )   し:::   "'--''    ;f'  ,;iilllllll:ル/llll;/ヽiiiiハllllllliiilll;:, :::'ニ二//ハゝ;::   ::::: .、 ' jハレ/ヽヘ;
. "'ー--;,, ミ))ソ    ,i'l:::::: ,,;------->)'/|;,, /;;lllll'"レ/;',#"u "''ii'#ミl巛llllli;: ,,;-ー'"  /lレl:::::  "'--'   ' '"レハi
./: :".b" ..彡ソ) 彡:\ヽ:::::::    :::'',,/;ミ/"illll/;iii';==;;,,,,,,; i;,__|,,_"llfヾiハii    ’ ' "'ヽ:::::: -――- ":/_  __,
  "'''-''"ミ》;ノ、 ::::::::::::ヽ;;,,,___,,,,,,,,,...:://゚ ,;llll/;i:'',,.....,,"''":::: "'''""''''ヾ》llli:;  ノ('''--::##ヾ:::::::''''''''::::::'''ノ//'''"  )::
 、    :"""::  "";;;'''"  '''--:.,  o   i;;;;;/::''.,::b::"ヾ::" r'',':B:'"'jハllll) 彡;;》ヽ::::,,,,,,:::::::::ヽ::"'    ,://ソ"・/ ::
:::-'   ::/ ::-ーーv'"         'i,   :::::::'リlミ:::::...  彡、''::.,;   '":/ill/ :::::""" "''-;;。:::::::::"'''''''''''''"-"oく"o  :::::
ニゝ, ::://'"                   l ::::::::::::::::ト'i:::::::  ::く:;__,.;::ゞ  :;'":l;:lj     :::::::: oヽ― ;--――--::..,,    ,:::::::
   :::,i':/                'l--/""7,.::ヽ::::::::,__....:::...._ , ::ノ;;、#ii;;ー-:.,,,_  0, ’/        ヽ  ::::::::
;;,::://人                  >/'=ニ::::::(:::ヽ:.''--――---'"/::/二:::::)l―-;; ヽ-:.,<            'l :::::::
. ::/;;;;;;;;/'i              / ヽ::::'l;;;;;;ヽ:::::'ヽ,''""""'''' /'/ / ゚ |::::/ .t;;;::|⊃ ) ヽ.|            /::::::::::::::::
./;;;;;;;;;/ ハ                 .ノ  .丶::::l;;;;;;;';\::::::"''---'''" //。  /::/  ,   ノ ,iヽ         /:::::::::::::::::::
;;;;;;;;;;;///::丶    '"'ヽ     '''" ,  ヽ:::l  ゚"''';;::-===-―''" ・  .く::<      ./  ノ \     /::::::::::::::::::::::

やがてモンゴルたちは固まって行動し始めた。
皆がひどく警戒心を募らせているわけがわかった。
ヴァゴス・モーターサイクル・クラブの連中がこのラフリンに来ていて、モンゴルズの誰かを探しているといううわさが広まっていたのだ。
だが、本当にヴァゴスのメンバーが必死にその誰かを探しているとはとても思えなかった。
モンゴルズの連中はカラーズをこれ見よがしにひけらかして、集団で街を闊歩しているのだ。
本気見つけようと思えばいくらでも探しだせるはずなのに見つかっていない、つまりはそういうことなのだ。

249: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:55:37 ID:DEJqQlCA0
          |レ /,/    |,,/           |,,,|::::::::::::::|;ヽ::::::::::::::::」.;.;.;
  .;;;;;:::::::............  !} `lヽ、   |ノ           .|,,,|::::::::::::::ゝ':::::::::::::/.;.;.;.;
 .;;;        へ}  |  \  |        /    |,,|:::::::::::::::|,,|:::::::<.;.;.;.;.;.;.;
;;;;         !iヽ}. |   ,\ .|  i.    /    ::::/ノ::::::::::::::::|,|::::::::::::\.;.;.;.;
.;        ..!.i  } ==f=、.\   il   /.    ::::|/::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ミ.;.;.;
       .::.  !i `t   i、・ ;,ミゝ'i li... . /;     ::::|_.;-──--:::::::::::::::ミ.;.;.;.
       :::   ! ゝi   ...............::::::::::::::〈‘_.,;;;'.'_二 ̄.|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::,;;.;.;.;
      .:::.   ト,. i    :::::::::::: ヽミ彡::::≦:::::ィfキ”,゜テヾ、::::::::::::::::::,;/:::::::    やる夫、質問は一切無しだ。
      ::::    ヤi         ) ::::::::::::::::::ミ:::::::........<__ノ´:::::::::::::::::::ノ::::::;::
     ::::.     | |.i         .:::::::::::::::::::::.    :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ
     ::::.     | |ヽ       / :::::::::::::::::::::::::..   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∀::::
     .:::.     | | ヽ.     / ::::::::::::::::::::::::::::::::..::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::| |::::
      .::: .    | |  ヽ.    / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::| |::::
      :::    ~   ヽ.  丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::| |::::


     /.: ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    /: : :            \
  /: : :              \
/: :__                __\
: : : :i{`\.          /´}i   \
: : : :从 0':、ji       ij ':0 从     l
: : : : `'≧=癶ェ《   》ェ癶=≦'´    |
: : : : : : .:     `Y  "''"´        l   オーケーだお!
: : : : : :乂___. :人___乂     /    (こんなもんでいいのか?)
\: : : : `ヽ_____/    /
/ヽ: : : : : : : : : : :        イ\
: : : : : : : : : :.``ー- -‐'"´       \
: : : : . : : . : : .                  \


ある街角に来た時、ロッキーが強面を作ってしっかり周囲に気を配っていろと言った。
フルパッチ達に言われた通りにし、質問は一切するな、と。
ロッキーは私の保証人になってくれていた。
私は彼に言われた通り精一杯強面を決め込み、ヴァゴスのメンバーがいないか見張りながら、暑い日差しを浴びた。
私はモンゴルズの正式な“予備軍”になり、見習いになろうとしていた。
もはや護衛の任務を任されていた。


ATFの記録に、私は以下のように記載されることになるだろう。

“やる夫・セント・ジョン”
“モンゴルズMCの准メンバー”

と。

250: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:56:53 ID:DEJqQlCA0

     ____    ━┓
   /      \   ┏┛
  /  \   ,_\.  ・
/    (●)゛ (●) \       ロッキー、大丈夫かお?
|  ∪   (__人__)    |       なんかあったのかお?
/     ∩ノ ⊃  /
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

               /i、,,-ーフ,、__
             iヽ/i/::::/∠_::::::::::::::`>__
            |::ヽ:/:///::::::/::>::::::::::::ゝ
           |ヾ::V:::/:,彡ソハヘ;;;;;:::: ̄´\:ト
         γ升/`"ヘL,,___ヘ /`二ニ:::\
          !/≧ `"''i斤┬,r、 く;;:::ニ_\::>
           ),,)     、_ヒ;j ′ ミ::::::::::::\
          /ラ            ミ>=-::ヘ一    いや、ちょっと休憩だ。
          〈 ヽ      ,    γ´ヾラヘ        少し待っててくれ、野暮用を済ませてくる。
             ',  ー '''"" ̄    ソノ/::/
             ',   `       ∧≦/
           i′       ´ l:l::::|
           |:lヽ __       l:l:l:::|
           L!   i       l !」ゞ
               _/i!   _,、ー′ `ヘ、、,,,_


日曜日の午後、ロサンゼルスへ帰るときが来た。
私たちはラフリンを少し出たところで、ロッキーのおんぼろバイクが故障してしまったため、修理のため他の皆から二時間ほど遅れをとった。
修理を終えて、インターステイト10号線と210号線の立体交差点まで来た時、ロッキーはフリーウェイを降りたため私も後に続いた。
ここから二人と別れることになるのだが、ロッキーはどういうわけか閉店した給油所にバイクを乗り入れた。
とっくに暗くなっていたので、家に着くのはだいぶ遅くなりそうだった。
ロッキーは私と縁石に座ったヴィッキーを置いて、公衆電話のあるところへ歩いていいた。
ロッキーが遠のいていき、黒と白のモンゴルズのおどろおどろしいパッチが暗がりに消えていくさまを、私はじっと見つめていた。

251: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:57:21 ID:DEJqQlCA0


          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
        /                 \
       /        _ __ __ノ ,l :l ヽ、ヽ
      /        fr‐t―‐ァ j  {rァ-ァ \
     / .        `≧--┴'´  '┴≦´ i   ふぅ……
     |           /          ヽ l  (疲れた……、でも捜査はまだ始まったばかりだ、泣き言は言ってられない)
     ..|.           {      ム    } |
     |.          `======'⌒====ク l
   .  \.                     /
       \                  /
       /ヽ                イ\
      /          ``ー- -‐'"´    \
                                  \

私は、待っている間この週末のことを考えてみた。
自分は今、保証人となってくれている無法者に付き添って、誰もいないこの給油所のコンクリート縁石に腰をおろしている。
私の正体を知ったら、彼は私をこの場で殺してしまうだろう。
彼はそのために必要な銃も持ってるし、ここは暗くて目撃者となるような人間は誰もいないし、フリーウェイの騒音で銃声もかき消えてしまう。
ヴィッキーはそれを止めないだろうし、警察に聞かれてもしらを切り通すだろう。

252: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:57:44 ID:DEJqQlCA0

                      、
      __ー-===‐ーー''""`ヽ、___ iヽ、 、
      \;;;`ー-->;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;i;;;;;ヽ ;}
   <二ニゝ;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;∨i ,
     \ヾ==< ̄`;;` ̄>、;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;i/i
     ヾヘ; ̄ ̄`::::ヾ:::::::::::::::::\;\;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;レ
      !::::ヘヘ::::::::/ `7;ヘ、::::::::::::::::ヽノ;レノ/ノ;i
      !;ヾ;;ヾ\;/  /;/  `ゝ、::::::::::iソ:::::::::::::ソノ
       !;;ヘ>"   !;!   // \;/ヘ"ヾ:::::/′
       :i ゞY ー-、,_|!    !;i    i;:〉 !;;i′
      人{  ___.,,,,≧trュ、_i;!    _,i/,,、ノ!;!
    _,、=クトし、  `ゼヅ¨`  ≦fセュ7 i/
  .三ソ'l:.:.:.:!! :i             i     /___ _
  .二.:.:.:i.:.:.:.||八          i   /  `ヽ:.:.:.`>....、        やる夫、お前自分が何をしているのか分かってるのか?
  ヽ_∧.:.:!.:.:.:.:.、ヘ    __ ''′ ,イ:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.ヽ:.:.>.、
  ,_:.:.:∧.:.:ヽ.:.:.:.:.:.ヘ   ´ー--' /⌒i:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:i
   `'┤:i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.ヽ  ´ /ソ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:!
  .:.:.:.:i :ト;;;;;;;;;;;;;;ヽヘ二`ー-..タ∧;;;;;;;;ノ:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.i!
  :'ー、_i ヽ;;;;;;;;;;;;/゙\i i/ヘ;;;;;;;;;;入。:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.i!

二、三分後に戻ってきたロッキーは、わたしのわきで縁石に腰をおろしてこう言った。

253: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:58:09 ID:DEJqQlCA0

                     ______
                /           \
              /              \
             /  ――     ――  \
           /   ,.-‐-、     ,.-‐-、    .\
          /      (・)         (・)      \
            |        `ー一     ー一′     |
            |.       /     i     ヽ       |    なんだって?
          \.     ヽ.__人__ ノ      ./
           \      |i|!i|!i|!i|!i|!i|      /
           /        ー─――′     \

そんなことを訊かれて、私は驚いてしまった。
思わずロッキーを見つめながら、訊き返してしまった。

254: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:58:45 ID:DEJqQlCA0

                      、
      __ー-===‐ーー''""`ヽ、___ iヽ、 、
      \;;;`ー-->;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;i;;;;;ヽ ;}
   <二ニゝ;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\;;;;;;;;;;;;;∨i ,
     \ヾ==< ̄`;;` ̄>、;;;;;;;;;;;;;;ヾ;;;;;;;;;;;;;;i/i
     ヾヘ; ̄ ̄`::::ヾ:::::::::::::::::\;\;;;;;;};;;;;;;;;;;;;;;;レ
      !::::ヘヘ::::::::/ `7;ヘ、::::::::::::::::ヽノ;レノ/ノ;i
      !;ヾ;;ヾ\;/  /;/  `ゝ、::::::::::iソ:::::::::::::ソノ
       !;;ヘ>"   !;!   // \;/ヘ"ヾ:::::/′
       :i ゞY ー-、,_|!    !;i    i;:〉 !;;i′
      人{  ___.,,,,≧trュ、_i;!    _,i/,,、ノ!;!
    _,、=クトし、  `ゼヅ¨`  ≦fセュ7 i/
  .三ソ'l:.:.:.:!! :i             i     /___ _
  .二.:.:.:i.:.:.:.||八          i   /  `ヽ:.:.:.`>....、        聞こえたろう? やる夫、お前はいつ死んでもおかしくないことに関ろうと
  ヽ_∧.:.:!.:.:.:.:.、ヘ    __ ''′ ,イ:.:.:.:.:.:.:.ヽ.:.:.:.:.:.ヽ:.:.>.、     してるんだぜ。それがわかってるのか?
  ,_:.:.:∧.:.:ヽ.:.:.:.:.:.ヘ   ´ー--' /⌒i:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:i
   `'┤:i.:.:.:.:ヽ.:.:.:.:.:.:.ヽ  ´ /ソ.:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.:.:!.:.:.:.:.:.:!
  .:.:.:.:i :ト;;;;;;;;;;;;;;ヽヘ二`ー-..タ∧;;;;;;;;ノ:.:.:.:.:.:.:.ノ:.:.:.:.:.:.:!:.:.:.:.:.:.i!
  :'ー、_i ヽ;;;;;;;;;;;;/゙\i i/ヘ;;;;;;;;;;入。:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:ノ:.:.:.:.:.:.:.i!

私は何と答えていいかわからなかった。
ロッキーは真剣な表情のまま、言葉をつづけた。

255: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/13(金) 23:59:54 ID:DEJqQlCA0

          |レ /,/    |,,/           |,,,|::::::::::::::|;ヽ::::::::::::::::」.;.;.;
  .;;;;;:::::::............  !} `lヽ、   |ノ           .|,,,|::::::::::::::ゝ':::::::::::::/.;.;.;.;
 .;;;        へ}  |  \  |        /    |,,|:::::::::::::::|,,|:::::::<.;.;.;.;.;.;.;
;;;;         !iヽ}. |   ,\ .|  i.    /    ::::/ノ::::::::::::::::|,|::::::::::::\.;.;.;.;
.;        ..!.i  } ==f=、.\   il   /.    ::::|/::::::::::::::::::|::::::::::::::::::ミ.;.;.;    やる夫、俺達は同好会に入ってるわけじゃねぇ。
       .::.  !i `t   i、・ ;,ミゝ'i li... . /;     ::::|_.;-──--:::::::::::::::ミ.;.;.;..    俺達は、アウトローだ。俺は今まで捕まったら
       :::   ! ゝi   ...............::::::::::::::〈‘_.,;;;'.'_二 ̄.|_:::::::::::::::::::::::::::::::::::,;;.;.;.;    何年も刑務所に送られるようなことをしてきた。
      .:::.   ト,. i    :::::::::::: ヽミ彡::::≦:::::ィfキ”,゜テヾ、::::::::::::::::::,;/:::::::    お前にその覚悟があるのか?モンゴルズのために人を殺せるか?
      ::::    ヤi         ) ::::::::::::::::::ミ:::::::........<__ノ´:::::::::::::::::::ノ::::::;::    そういうときがくるかもしれないんだ。
     ::::.     | |.i         .:::::::::::::::::::::.    :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノ     俺達はアウトローだからな。
     ::::.     | |ヽ       / :::::::::::::::::::::::::..   ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∀::::     いいか、やる夫。それをちゃんと自覚しなきゃやっていけねぇんだ。
     .:::.     | | ヽ.     / ::::::::::::::::::::::::::::::::..::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::| |::::     腹を決めるんだ。
      .::: .    | |  ヽ.    / :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::::::| |::::     自分が何に関ってるのかちゃんと理解してないと、とんでもない人生を
      :::    ~   ヽ.  丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/::::::::::::| |::::     送るはめになるんだぜ。

答えを待たずに、ロッキーは私の背中をぽんと叩いた。

256: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/14(土) 00:00:32 ID:t4/UqOPc0

.              /:::::::: \::::::::::\::::::::::::::`¨¨¨¨\)\ 、、
         ___彡':::`¨¨`\\::::::::::\:::::::::::::::: ⌒ヾV'W/ )
          '⌒㍉ヽ:::::::::::::::::::\\::::::::::\::::::::::\ :::::|::: //て
        ⌒ヾ:::::::`ー===ニニニ\\/" /`ヾ:〉》::::|:://:::/
 .          \):\::::::::ー-===ミ/  /    //\j///し
              ',::::',\:::/⌒ヽ彡  ̄/ ̄ミメ//  `7刈く
              ',:::|:::::::{ ⌒) "    弋戎ハ\  // |⌒\
            {从:::::::} イ       `ヾ ⌒/厶,,j   }
               〉:::\:○'                 {ネ/   丿
          /`ヽ//〉^Y                ∨
          /  / ,//           \ _  _   ゝ
_ ..  -‐==彡`ヽ/'⌒//、             ` ーヽ_r ´    ここで別れよう。………なぁ、やる夫よ。
. : ̄ ̄` 、::::::::::/   〈/ . :\  \          ┘      今言った事を考えておけよ。じゃあな。
  .:\ ̄ ̄\/       . : :\  \     /
 . . . : :\  . : \       . :/-=ミノ\ _,ノ


                   /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
                  /                \
                /   ___ノ'′   ゙ヽ、___  \
              /    .'⌒`       ´⌒ヽ..  \
             /.    ( ● ) ノヽ  ( ● )    \
            |       ´"''"   ,     "''"´       l
            ..|.        .(    j    )        .|    あ、あぁ。じゃ、じゃあ、な…
            |.        `ー-‐'´`ー-‐'′         l
          .  \.          ` ⌒ ´           /
              \                   /
              /ヽ               イ\

私はロッキーとヴィッキーの二人がバイクに乗って轟音とともに走り去るのを見送った。
頭の中ではフリーウェイの騒音が響いていた。
私は疲れていた。
ハーレーのエンジンをかけたとき、自分が実は何にに関ろうとしているのか、まったくわからなくなった。


続く。

257: NH ◆aYcZxkkPoM 2013/09/14(土) 00:01:29 ID:t4/UqOPc0
投下終了です、お付き合いいただきありがとうございます。

258: 名無しのやる夫だお 2013/09/14(土) 00:06:40 ID:W2Jto4z20
乙です
ここからがバイカーおたくや酒場に出入りする取り巻きとは違う
本物のアンダーワールドですねwktk

259: 名無しのやる夫だお 2013/09/14(土) 01:32:39 ID:9t.qEtBI0
乙でした

ジョニーもロッキーも「引き返せ」と言ってくれてるんだなぁ。いい奴らじゃないか。
ある意味やる夫が悪く見えてくるねぇ。


NEXT⇒第五話

やる夫はATFの潜入捜査官のようです 目次

転載元
やる夫はATFの潜入捜査官のようです
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/12973/1377512116/